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【ブラジル】5月の自動車生産ここ12年で最少

サンパウロ新聞 6月21日(火)5時21分配信

 2016年5月のブラジルの自動車生産台数は、乗用車、軽商用車、トラック、バスの合計で17万5300台。前の月に対しては3.2%増加したが、前年同月を18.0%下回り、5月の生産数としては04年以来の低水準となった。16年1~5月累計の生産数は前年同期比24.3%減の83万4100台。これもまた、年初5カ月間の数字としてはここ12年間で最も少ない。自動車メーカー各社で作る全国自動車工業会(Anfavea、自工会)が6日発表、伯メディアが同日付で伝えた。

 低調な国内新車市場に合わせてメーカー各社は14年から生産数を落としてきたが、16年には少しずつ上向き始めるだろうと見込んでいた。それは、自工会が16年初めに示した前年比0.5%増という年間生産台数の見通しに表れている。しかし、その予想に反して、新車市場はいまだ上向く兆しすら見せずに前年割れを繰り返しており、それに伴って生産も落ち込み続けている。この事態を受けて自工会は、16年の生産見通しを前年比5.5%減の229万台へと下方修正した。

 自工会のアントニオ・メガレ会長は、自動車業界は政府とともに、例えば輸出の円滑化や簡素化などに取り組んでいるとした上で「今年末には回復の兆候が表れ始め、それは来年にはより強いものになると我々は確信している」と話す。

 国内市場が低迷を続ける中でメーカー各社は近隣諸国への輸出に力を入れている。今年5月には前月比23.9%増、前年同月比15.0%増の4万6895台を輸出した。16年1~5月累計の輸出数は18万3253台、前年同期比21.8%増とまずまずの数字となっている。

サンパウロ新聞

最終更新:6月21日(火)5時21分

サンパウロ新聞