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「“ツキ”とアルマーがC・ロナから守ってくれた!」…オーストリア紙が大盛り上がり

SOCCER KING 6月21日(火)12時22分配信

 18日に行われたユーロ2016・グループステージ第2節で、グループFのオーストリア代表はFWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表と0-0で引き分けた。

 シュート数はオーストリアの4本に対してポルトガルは23本。ボールポゼッションもオーストリアは41パーセントだった。

 それでも、負ければ敗退決定という崖っぷちの中で猛攻をしのぎ、グループ大本命から今大会初となる勝ち点1をもぎとっている。

 ポルトガルは、C・ロナウドがルイス・フィーゴ氏を抜いて同代表歴代単独最多となる128試合目の出場を果たしたが、79分に自らが得たPKをポストに阻まれる不運もあり2戦連続のドロー。まさかのグループリーグ敗退も現実味も帯びてきた。

 全世界がポルトガル(C・ロナウド)目線で報じたであろうこの一戦だが、極めて稀少なオーストリア目線で伝えていたのが同国のメディアだ。

 タブロイド紙『Oesterreich』(Oesterreichはドイツ語でオーストリアのこと)の一面には、「なんという幸運! 神とアルマーが我々を救ってくれた!」の文字が踊り、好セーブ連発でゴールを守ったGKロベルト・アルマーに最大級の賛辞が送られた。

 記事では「“ツキ”とアルマーが我々をC・ロナウドから守ってくれた!」と、C・ロナウドのPK失敗という想定外の“ツキ”を素直に喜んでいる。

 オーストリアのユーロ本大会出場は、ホスト国として出た2008年大会以来、実に2度目のこと。その2008年大会も0勝2敗1分けのグループ3位で敗退しており、ユーロ本大会の最高成績がポーランド代表相手の引き分けなのだから、これくらいの盛り上がりも不思議ではない。

 同じくタブロイド紙の『Kronen Zeitung』も、まるで勝ったのかと錯覚するほどのテンションで報道。

 もともと、オーストリア代表を堂々と「隠れた優勝候補」と評するほど自己評価の高いメディアらしく、「ヒーローたちよ、歴史を塗り替えろ!」とのタイトルで、スコアレスドローに持ち込んだ健闘を称えた。

 最新FIFAランキングで10位につけるオーストリア。ユーロ2016予選では、ロシア代表、スウェーデン代表と同グループながら8勝1分けという抜群の成績を残し、グループ首位で本大会出場を決めている。そんな“史上最強”とも言われるチームに期待されるのは、もちろんグループリーグ突破だ。

 オーストリアは22日のグループステージ最終節で、2位につけるアイスランド代表と対戦する。同紙は、「親愛なるアイスランド人よ、我らオーストリアがやって来るぞ。水曜日、1番大きなスタジアム、スタッド・ドゥ・フランスで我らが望んだビッグファイナルだ!」とあおっており、得点力不足といった課題そっちのけで気合だけは十分だ。

 一方、ダブロイド紙に比べると冷静なのが一般紙。

『der Standard』紙は、「ポルトガルと価値あるスコアレスドロー」とのタイトルで、「いまだゴールは出ていないが、結果としては良かった」と、控えめに引き分けを評価した。

『KLEINE Zeitung』紙は、「外国メディアはオーストリア代表にケチをつける」との見出しで、他国メディアによるオーストリア辛口評を紹介。ポルトガルからの勝ち点奪取に惑わされることなく、ユーロ予選の頃とは比べようのないほどチームが調子を落としている現実にも目を背けずに伝えている。

SOCCER KING

最終更新:6月21日(火)12時22分

SOCCER KING

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。