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新地沿岸部で群落確認 準絶滅危惧植物アズマツメクサ

福島民報 6月22日(水)11時10分配信

 東日本大震災の津波被害に遭った福島県新地町の沿岸部で環境省準絶滅危惧植物「アズマツメクサ」の群落が確認された。
 東北植物研究会の葛西英明さん(仙台市)が見つけた。連絡を受けた県植物研究会の根本秀一さんと伊賀和子さん、南相馬市博物館学芸員の仲川邦広さんが確認した。
 アズマツメクサは鮮やかな緑のカーペットを敷いたよう。周辺では県絶滅危惧2類のコウキヤガラ、花を付けた県準絶滅危惧のミゾハコベの見事な群生も見られる。
 アズマツメクサはベンケイソウ科の一年草で高さ5センチ程度。北海道や本州の湿地、水田などに生育するが、希少な植物で群落が見つかる機会は少ない。
 震災後の平成25年に新地町で確認されたが、工事などで26年には消滅。27年は南相馬市鹿島区の沿岸で見つかったが、今年は乾燥化が進み株数が激減している。沿岸部では海岸復旧工事が進んでいるため生育環境の変化が危ぶまれている。

福島民報社

最終更新:6月22日(水)12時37分

福島民報