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全国粗鋼、再び前年割れ。電炉鋼生産減で5月884万トン

鉄鋼新聞 6月22日(水)6時0分配信

 日本鉄鋼連盟が21日発表した5月の国内粗鋼生産量は、前年同月比0・9%減の884万1千トンにとどまり、再び前年同月実績を下回った。高炉メーカーの生産量にほぼ相当する転炉鋼は微増だったが、電炉鋼が5%強減少したことで、全体ではマイナスとなった。

 4月が1年8カ月ぶりのプラスとなったことで生産回復が期待されていたが、5月は再び減少に転じた。4月の増加は、前年4月が減産傾向が顕著だったためとみられ、本格回復にはまだ時間がかかる見通しだ。ただ、5月の1日当たり生産量は4月に比べ約2千トン増えており、底入れの兆しは出ている。
 5月の転炉鋼、電炉鋼の生産量はそれぞれ、618万3千トン(前年同月比0・6%増)、202万9千トン(同5・6%減)。転炉鋼が2カ月連続の増加だったのに対し、電炉鋼は18カ月連続の減少。
 普通鋼、特殊鋼の内訳は、普通鋼が686万8千トン(同2・6%減)、特殊鋼が197万3千トン(同5・5%増)で、特殊鋼は3カ月ぶりに増加した。
 鋼材生産量(熱間圧延鋼材)は同0・7%減の786万4千トンで19カ月連続の減少。普通鋼は2・0%減だったが、特殊鋼は4・6%増と3カ月ぶりのプラスとなった。

最終更新:6月22日(水)6時0分

鉄鋼新聞