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都内で唯一の和漢生薬メーカー、(株)金井藤吉商店が特別清算

東京商工リサーチ 6/22(水) 12:42配信

 (株)金井藤吉商店(TSR企業コード:291530958、法人番号:7010001013464、千代田区鍛冶町1-9-12、設立昭和35年1月、資本金4565万円、代表清算人:金井藤雄氏)は6月10日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。事業は別法人で引き継がれている。
 負債総額は約27億7200万円(平成26年6月期決算時点)。
 大正9年、初代金井藤吉氏が和漢生薬製造を目的に「金井藤吉商店」を個人創業した、老舗の和漢生薬メーカー。永年の業歴を背景に海外農家からの調達ルートを確保するほか、平成19年に廃業した同業者の商権を引き継ぐなどで業容を拡大。ピークとなる23年6月期には売上高25億261万円をあげていた。
 しかし、経費増などから収益面はやや低調に推移。また、海外仕入れ先への支払先行などで資金需要は高く、運転資金を銀行からの借入に依存するなど財務面では余力のない状況となっていた。このため、取引銀行の紹介から中小企業支援協議会に支援要請を行い、スポンサー探しを行った結果、27年7月、経営者と縁戚関係もある(株)前忠(TSR企業コード:620062436、法人番号:9150001016063、奈良県下市町)の支援を受け、同社の出資のもと(株)金井商店(TSR企業コード:014680629、法人番号:7010001167310、千代田区)を設立、事業譲渡したうえで、金井藤吉商店は28年3月31日の株主総会決議により解散し、会社整理を進めていた。なお、金井藤吉商店は都内では唯一の和漢生薬のメーカーで、事業は金井商店で通常に引き継がれている。

東京商工リサーチ

最終更新:6/22(水) 12:50

東京商工リサーチ

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