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右が雄、左が雌 珍しい雌雄型のオオムラサキ、小川で羽化…感動した

埼玉新聞 6月22日(水)10時30分配信

 「蝶博士」として知られる埼玉県小川町小川の関口幸男さん(68)方で、雌雄同体のオオムラサキ(国チョウ、準絶滅危惧種)が初めて羽化した。

 関口さんは、小学生のころからチョウなどの昆虫に興味を持ち、採取や飼育に取り組んできた。その中で、オオムラサキも飼育、生態を研究、山里に放すなどの保護活動をしている。

 この二十数年だけでも1万匹を超すオオムラサキを育ててきたが「雌雄型(雌雄同体)」は初めてという。

 確認したのは20日。約20匹が羽化、その内の1匹が雌雄型だった。関口さんによると、卵から発生の初期段階で性染色体の異常によって起こると考えられるが、出現率は極めて低いという。この個体は体中線からほぼ真っ二つに右半分が雄、左半分が雌となっている。

 関口さんは「50年以上やっているが、これまで一度も出てこなかった。『いつかは』と思っていたが、こんなに顕著に出る例は少ないと思う。初めてで感動しています」と話している。

最終更新:6月22日(水)20時49分

埼玉新聞