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だまされたふり89歳男性活躍、受け子4人目逮捕 大宮署が表彰検討

埼玉新聞 6月22日(水)22時3分配信

 手渡し詐欺の受け子として現金をだまし取ろうとしたとして、埼玉県の大宮署は21日、詐欺未遂の疑いで、富士見市水谷東、自称建設作業員の男(23)を現行犯逮捕した。狙われた男性は過去にも現金詐取を目的とする電話を3件受けて通報し、3人の受け子逮捕に貢献していた。同署は「同じ人物を狙った手渡し詐欺事件で、4人も逮捕されたのは全国的にも珍しいのでは」と話している。

 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀して21日午後1時20分ごろから数回、さいたま市北区の無職男性(89)方に次男などをかたって「小切手がなくなってしまった」「現金270万円を代わりの者に渡してほしい」と電話をかけ、現金270万円をだまし取ろうとした疑い。

 同署によると、男性からの通報で署員らが警戒に当たり、自宅付近の路上に現れた男を逮捕した。男は「知らない男に『書類をもらってきてくれ』と言われただけ」と容疑を否認しているという。

 男性はこれまでも、だまされたと見せ掛けて警察に通報し、現金を受け取りに来た受け子を捕まえる「だまされたふり作戦」に協力。警察官や俳優などの仕事に就いた経験はなく、「機転の利く一般の人」だという。同署は男性の功績をたたえ、表彰も検討している。

最終更新:6月23日(木)0時4分

埼玉新聞