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巨人ドラ5ルーキー山本が存在感 その裏にあった新任コーチの助言

Full-Count 6月22日(水)13時4分配信

ここまで17打数7安打、アピール続けるG山本

 巨人のドラフト5位ルーキー・山本泰寛内野手がチームに新しい風を吹かせている。5月1日のヤクルト戦(神宮)でプロ初打席初安打。チーム事情で1度は2軍降格したが、6月12日からケガのクルーズに代わり再び1軍に昇格。下半身主導の思い切りの良いスイングでここまで17打数7安打、打率4割1分2厘。2試合連続マルチ安打中。打って、走って、守ってとアピールを続けている。

 山本は高橋由伸監督と同じ慶応大学から今年、入団した新人選手。開幕は2軍ながら、1番打者で起用され、力をつけてきた。甘いマスクの持ち主で、ジワジワと人気も上昇中だ。

 キャンプから開幕にかけてはプロに慣れることで精いっぱい。高い野球センスを持っているが、パワーやスピードについていけなかった。バットを振る体力をつけるために毎日、クタクタになるまでスイングした。イースタン・リーグの試合終了後には特守も当たり前のように行った。「僕は1番、新人の中でも無名な選手です。まだまだです」と自分の立ち位置を謙虚に受け止め、1軍でも活躍を信じて、取り組んでいた。

 打撃に変化があったのは4月末だった。

打撃技術が安定すれば1番定着も見えてくる?

 これまで振る力をつけるために、腕の力を中心にバットを振っていたが、今季から2軍打撃コーチに就任した二岡智宏コーチから、下半身主導で、軸足に体重を乗せて、センターから右へ強い打球を打つイメージを植え付けられた。二岡コーチといえば巨人、日本ハムの現役時代、右方向に打つ技術に定評があり、球界屈指といっても過言ではないほどの打撃をもっていた。その高い技術が伝授されつつある。

 完全に習得できるほど簡単なことではない。それでも小さな体ながら左を上げて軸足に力をため、下半身の粘りを意識してスイングしている。その結果、センターから右へ強い打球を放つことができる。山本の今季のヒットのほとんどがその方向に飛んでいることが成長の証でもある。

 打撃フォームに安定感を出すためには強い体作りが必要となってくる。1軍で戦い抜くための体力を手に入れることもこれからのテーマとなる。タイプ的に守備や走塁は当然のようにこなさなくてはいけない。

 打つ技術が安定すれば、1番定着も夢ではない。毎日、必死に生きるルーキーの奮闘が、新しい巨人の力になる。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6月22日(水)13時4分

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