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ホンダのパイクスピーク制覇に向けた最終兵器『アキュラNSX inspired EV コンセプト』公開

オートスポーツweb 6月22日(水)12時43分配信

 今季は6月26日に決勝を迎えるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)。そこにホンダが送り込む、新型NSXルックのフルEVコンセプトマシンの画像が公開された。

【パイクス用の巨大なウイングをもつNSX EVコンセプト】

 すでにオートスポーツwebでもお伝えしたとおり、毎年このイベントに意欲的なモデルを投入してきたホンダだが、今季は2台の新型NSX市販プロトタイプと、このエレクトリック・モディファイド・クラス向けのフルEVマシンをスタンバイした。

 この電動モンスターマシンは、昨年のCR-Zを模したEVプロトタイプをベースとしており、四輪独立のトルク配分を可能にする世界初の技術を搭載した全輪駆動電動SH-AWDパワートレーンの最終的なテスト形態となる。

 この電動SH-AWDのパワートレーンは、昨年モデルの3倍に迫る総システム出力を誇り、スーパーハンドリング・オールホイール・ドライブ(SH-AWD)の名にふさわしいパフォーマンスを持たせたとアキュラは言う。

「僕らはここパイクスピークで数週間クルマをチューニングしてきたし、大幅にその性能を進化させてこられました」と語るのは、パイクスのエースドライバーとしてステアリングを握る山野哲也。

「今回はこの(100周年の)歴史的、記念の年にパイクスでドライブできることを光栄に思っています。世界中のレースファンから尊敬されるイベントですしね」

 ホンダのR&D部門は、20年以上開発を続けてきた“スーパーハンドリング”テクノロジーの集大成として、各車軸に独立したツインモーターユニット(TMUs)を備えた「スポーツハイブリッドSH-AWD」の技術を用いて、真の四輪トルクベクタリングを実現したと謳う。昨年、10分23秒829を記録したCR-Zベースの『Electric SH-AWD with Precision All-Wheel Steer』から得たノウハウを最適化し、モーターによる回生制御や電動パワステ(EPS)の統合制御などを含めて四輪のヨーモーメントを管理。ビークル・スタビリティ・アシスト(VSA)との協調で、パイクスの156のコーナーを最適なハンドリングで駆けあがれるマシンになったという。

 昨年のエキシビジョンクラスから、今季は総合優勝も視野に入れたエレクトリック・モディファイド・クラスでのエントリー。強敵を相手にどこまで速さを見せることができるか。その実力は、今週末に明らかになる。

[オートスポーツweb ]

最終更新:6月22日(水)12時56分

オートスポーツweb