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スーパーGT:四度の王者ロニー・クインタレッリに栄誉。母国イタリアから勲章を受ける

オートスポーツweb 6月22日(水)21時5分配信

 6月22日、都内の在イタリア大使館で、スーパーGT500クラスにMOTUL AUTECH GT-Rで参戦するロニー・クインタレッリに対し、母国イタリアのセルジョ・マッタレルラ大統領の名で勲章が授与された。

【勲章授与式に参加したニッサン関係者】

 1979年8月9日にイタリアのヴェローナで生まれたクインタレッリは、レーシングカートで数多くの勝利を重ねるも、四輪でのチャンスをなかなか得ることができず、チャンスを求めて2003年に来日。インギングから参戦し、チームの本拠がある山口県でひとり暮らしをしながら、04年には全日本F3のチャンピオンを獲得。その実力をアピールした。

 2005年には国内トップカテゴリーにデビューを果たしたが、その才能が一気に花開くのは2011年。スーパーGTで柳田真孝とコンビを組み、S Road MOLA GT-Rを駆りチャンピオンを獲得すると、翌年も王座を獲得し、前人未踏の連覇を達成。さらに、2014~15年にも松田次生とのコンビでMOTUL AUTECH GT-Rを駆りシリーズを連覇。史上初めてとなる四度目のチャンピオンを獲得した。

 また、クインタレッリは、テレビ出演やトークショーも日本語でこなすほど流暢。イタリアと日本のモータースポーツの架け橋としての役割を担っており、多くの日本人若手ドライバーにアドバイスをするなどの活動も行っているほか、東日本大震災の際に日本におけるイタリア人たちの震災復興支援活動『ITALIANS for TOHOKU』にも携わった。

 そんなクインタレッリに、最高の栄誉とも言える勲章が授与されることになった。今回、マッタレッラ大統領の名で与えられた勲章の名は『カヴァリエーレ・ウッフィチャーレ章』。この勲章はイタリア国外で活躍した者に与えられるもので、最近ではサッカーのイングランド・プレミアリーグで2015-16シーズンに優勝した、レスター・シティFCのクラウディオ・ラニエリ監督も受章している。

 この日の勲章授与式はイタリア大使館で行われ、ニスモ片桐隆夫社長や宮谷正一前社長、ニッサンチーム田中利和総監督や柿元邦彦前総監督、GTアソシエイション坂東正明代表、日本ミシュランタイヤ小田島広明モータースポーツマネージャー、そしてともにチャンピオンを獲得してきた柳田と次生という、クインタレッリの王座を支えてきた関係者が出席。叙勲を祝った。

 授与式では、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使から「イタリア共和国大統領は、日本におけるモータースポーツの最高の部門であるスーパーGTにおいて、ふたつのチームで外国出身のドライバーとして史上初の記録を達成し、並々ならぬ人気を博したクインタレッリ氏に対し高く評価されました」と勲章受章の理由を語った。

「このことだけでも喜ばしいことではありますが、大手自動車産業の存在感やモータースポーツの注目度が高い日本社会で成し遂げられたことで、その意味は強まることとなります」

「また、ボランティア団体『ITALIANS for TOHOKU』にクインタレッリ氏が参加し、被災者のために積極的に役割を果たしたことも合わせて認められました」

 また、受章したクインタレッリはイタリア語と日本語であいさつ。「このような名誉ある勲章をいただけることは、私のレース活動、『ITALIANS for TOHOKU』の活動が認められたことと嬉しく思います。これからも努力していきたいと思います。これで日本でのイタリア人のイメージ向上に役立てるなら嬉しいです」と語った。

「今日ここに来ることができたのは、いつも僕をサポートしてくれている皆さんのおかげです。そして、いつも近くで支えてくれる家族、イタリアで見守ってくれる家族にもありがとう、グラッツェと言いたいです」

 日本のモータースポーツにおける実績が認められた今回の叙勲は、スーパーGTにおいても、非常に大きなできごとと言えるだろう。

[オートスポーツweb ]

最終更新:6月22日(水)21時10分

オートスポーツweb

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