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茅場再生へ下草刈り 菅沼合掌造り集落

北日本新聞 6月22日(水)12時18分配信

 南砺市上平地域の世界文化遺産・菅沼合掌造り集落の越中五箇山菅沼集落保存顕彰会(中島慎一会長)は22日、中日本高速道路(本社・名古屋市)の社員や南砺ユネスコ協会員らの協力を得て集落の茅場(かやば)の下草を刈った。

 菅沼集落では、人手と茅場の不足で合掌屋根の材料となる茅の自給率が5割を下回っている。協力協定を交わしている中日本高速道路など外部からの人的支援を受け、茅場再生と自給率向上に取り組んでいる。

 同社やグループ会社の社員、南砺ユネスコ協会員、住民ら約30人が参加。地元の森林組合に長く勤めた茅ぶき名人、小林亀清さん(87)=南砺市楮・上平=から茅と雑草の見分け方を習った。集落そばの高台に造成された茅場などで、合掌造り家屋と緑が鮮やかな山々を望みながら草を刈った。茅は10月に収穫する。

 ネクスコ中日本サービス新富士出張所(静岡)から参加した伊藤福美さん(41)は「ここで育った茅が合掌屋根になると思うと感慨深い。五箇山を第2の故郷だと思い、これからも参加したい」と話していた。

北日本新聞社

最終更新:6月22日(水)12時18分

北日本新聞