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ウッズが辞退相次ぐ五輪ゴルフのジレンマを指摘 自身の復帰は明言せず

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 6月23日(木)10時54分配信

腰の故障により戦列を離れているタイガー・ウッズが22日、自身の基金が主催する米国男子ツアー「クイッケンローンズナショナル」(23日~/メリーランド州コングレッショナルCC)の公式会見に出席した。回復をアピールしたものの、復帰時期は依然として不透明。また、トップ選手が相次いで出場辞退の意向を示している8月の「リオデジャネイロ五輪」にも言及した。

【画像】それでも、やっぱり、タイガー・ウッズが見たい

ウッズは昨年8月の「ウィンダム選手権」を最後にツアーから離脱。2015-16年シーズンの出場はいまだない。前週の「全米オープン」、今週のホスト大会での復帰が噂されていたが「競技に出るまでにはまだ時間がかかる」として欠場した。

昨年秋に腰の手術を2度受けた。その後の経過で、体脂肪を減らしながら体重増に成功したといい、「日々強くなって、回復している」と現在の手応えを説明した。ただ、「外に出てみんなと戦いたい。そのためには4日、5日と続けてゴルフができなくてはならない。まだその段階ではないし、正しいスケジュールで進めないといけない」とし、カムバックする目処は立っていない様子。今後の出場予定の大会も明言しなかった。

この日は欧州でロリー・マキロイ(北アイルランド/五輪はアイルランド代表)が、ジカ熱を懸念し五輪を辞退することを発表。アダム・スコット、マーク・リーシュマン(ともにオーストラリア)、ルイ・ウーストハイゼン、シャール・シュワルツェル(ともに南アフリカ)らに続くトッププレーヤーの欠場が決まった。

ウッズは彼らの決断に理解を示しつつ「できるだけ強いフィールドができればいいと思う」とコメント。「個人的には、世界のトップ50くらいの選手たちが参加するような試合になればと思う。メジャー大会やWGC(世界選手権)、ザ・プレーヤーズ選手権のような強いフィールドに近いものだったらいいんだけど。(本来)オリンピックは、そういった大会と同じくらいの価値がある」

リオデジャネイロ大会は男女各60人が出場。7月11日付けの世界ランキングをもとにした五輪ランキングにより、1カ国あたり最大で男女各4人までの選手が代表となる。多くの国のプレーヤーが参加することになる一方で、世界ランクで上位にも関わらず、代表入りできない選手も多くいる。

「ゴルフを発展させ、多くの(国の)選手にオリンピックの経験を積ませるチャンスを与えようとすることも理解できる。特にゴルフが昔から盛んではなく、これから発展していく国にとっては重要。代表選手のランキングは高くなくとも、五輪に出られれば、ブラジルのような国にとっては素晴らしいことだと思う」と、メダル争いがゴルフ新興国に与える影響の大きさを指摘した。(メリーランド州ベセスダ・桂川洋一)

最終更新:6月23日(木)12時45分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)