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中距離ミサイル発射成功 金正恩氏も見守る=北メディア

聯合ニュース 6月23日(木)9時26分配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信などは23日、「中長距離戦略弾道ロケット」の発射実験に成功したと報じた。前日午前に発射した中距離弾道ミサイル「ムスダン」を指すとみられる。北朝鮮はこれを「火星10」と呼んだ。

 発射実験を見守った金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は「敵はもちろん、全世界が今回の弾道ロケットの飛行軌跡を見るだけで、中長距離戦略弾道ロケットの能力を評価できる」と述べたという。また、米国を攻撃できる確実な能力を持つようになったとも話した。

 北朝鮮が発射した計2発のムスダンのうち1発は空中で爆発したが、もう1発は約400キロを飛行したとみられている。

 中央通信は「弾道ロケットは予定飛行軌道に沿って最大頂点高度1413.6キロまで上昇飛行し、400キロ前方の予定された目標水域に正確に落弾した」と主張した。

 韓米の軍当局は前日、北朝鮮が高角度でムスダンを発射したとの見方を示していた。北朝鮮が弾道ミサイル発射を報じる際に「高角発射」「最大頂点高度」などと詳しく言及するのは初めて。発射成功に対する自信をうかがわせる。

 中央通信はまた、「われわれ式の弾道ロケットの飛行動力学的な特性と安定性および操縦性、新たに設計された構造と動力系統に対する技術的な特性が確証された」と述べるとともに、大気圏再突入の技術も備えたことを示唆した。

 金委員長は「今回の発射実験はわが国家の核攻撃能力をより一層強化する重要な契機になった」と述べた。さらに、「米国をはじめとする敵対勢力の脅威からわが祖国と人民の安全を確かに担保するには、われわれも敵を常に威嚇できる強力な攻撃手段を持たなければならない」としながら、核による先制攻撃能力を持続的に拡大強化し、引き続き多様な戦略攻撃兵器の研究開発に取り組むべきだと促した。

 中央通信は金党委員長が「発射実験の全工程を細心に指導した」と伝えた。党中央委員会の李万建(リ・マンゴン)政務局副委員長(軍需工業担当)や李炳哲(リ・ビョンチョル)第1副部長、キム・ジョンシク副部長ら幹部、金洛兼(キム・ラクギョム)朝鮮人民軍戦略軍司令官らも発射実験に立ち会ったという。

最終更新:6月23日(木)9時36分

聯合ニュース