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東電の再発防止策「納得できない」 炉心溶融隠しで県幹部

福島民報 6月23日(木)9時54分配信

 東京電力が福島第一原発事故直後の炉心溶融について隠蔽(いんぺい)と認めた問題で福島県の樵隆男危機管理部長は22日、東電福島復興本社の林孝之副代表に「再発防止策には到底納得できない」と厳しく批判した。
 樵部長は再発防止策の報告で訪れた林氏と県庁で面会。「対策からは事故が起きた福島県への謝罪や反省が感じられない」と非難した上で、防止策の練り直しを求めた。
 研修や訓練を充実するとの東電側の説明に「会社首脳や経営陣の姿勢の問題」と疑問を呈し、関係市町村や有識者でつくる県廃炉安全監視協議会にしかるべき立場の人物を呼び、説明を求める意向を伝えた。
 林氏は「福島が第一という考えを大前提に対策をまとめたが、ご理解をいただけず残念だ」と述べ、防止策の再考については態度を明確にしなかった。
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 林氏は同日、杉山純一県議会議長にも再発防止策を説明した。
 杉山議長は「21日の広瀬直己社長の記者会見では第三者検証委の報告書を本当に精査したのか疑問が残る」とし、「調査がこれでおしまいでは承服できない」と真相究明を求めた。

福島民報社

最終更新:6月23日(木)10時29分

福島民報