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TPP再交渉 示唆 「水準満たさない」 米国・民主党 クリントン氏

日本農業新聞 6月23日(木)12時1分配信

 米大統領選の民主党候補指名を確実にしたクリントン前国務長官は21日に行った演説で、TPPの再交渉を示唆した。クリントン氏はTPPに反対する立場をとっているが再交渉に言及したのは初めて。共和党候補指名を確実にしたトランプ氏も同様の姿勢をみせており、米国が日本に対して農業分野の再交渉を求める懸念が強まっている。

 クリントン氏はオハイオ州で行った経済政策についての演説で、「米国の利益にならない貿易協定を再交渉し、高い水準を満たさないTPPのような協定は拒否すべきだ」と述べた。賃上げや雇用創出につながらないとして、TPP反対を改めて表明した。

 クリントン氏は国務長官時代にTPP賛成派だったが、選挙戦で反対の立場に転じた。支持基盤の労働組合がTPPに反対していることが背景にあり、再交渉に言及することで支持を集めたい考えとみられる。

 クリントン氏の発言に対し、萩生田光一官房副長官は22日の会見で、「仮に米国から求められても、応じる考えは全くない」との考えを強調。政府は、再交渉を拒否する上でも、参院選後の臨時国会でTPPの早期承認が必要とする。

 ただ、米国の有力大統領候補がそろって再交渉の可能性を示したことで、米国の承認の行方は不透明感を増している。

日本農業新聞

最終更新:6月23日(木)12時1分

日本農業新聞

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