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現代製鉄、不調の第1高炉が月内にも通常操業

鉄鋼新聞 6/23(木) 6:00配信

 不調が続いていた韓国・現代製鉄の唐津製鉄所(忠清南道)第1高炉が、月内にも通常の出銑量へと復調する見通しだ。炉内温度の上昇で足元の日産量は8千トンを超え、稼働率は8割近くに達している。一時的にタイト化していた韓国内の厚板や熱延コイル需給も今後は緩和しそうだ。

 現代製鉄は唐津で炉内容積5250立方メートルの高炉を3基操業している。1基当たりの出銑は1万1千トン強だが、5月初旬に第1高炉で炉内温度が大きく低下し、一時は出銑がほぼない状況に陥っていた。
 ただ6月に入り炉内温度が上昇し、先週には42本ある羽口のうち半分ほどが開くなど最悪期を脱出。その後も生産量は回復基調を続けており、月内にも正常化のめどが付きつつある。
 現代製鉄は第1高炉の不調を受け、販売環境が最も芳しくない厚板を中心に減産を行ってきた。このため一時的に現代重工業など韓国造船大手向けの厚板需給も引き締まったが、需要自体は回復を見ないまま減産要因がなくなり、今後は再び緩和に向かいそうだ。
 ホットコイルを調達する韓国リローラーも、現代製鉄の不調で日本高炉をはじめ輸入を増やしていたが、今後海外からの買い付けは落ち着くことになりそう。ただ日本の高炉メーカーでは「もともと一時的な要因」(輸出幹部)と受け止められており、7~9月積みのホット輸出はほぼ数量が固まっていることもあって、現代製鉄の復調による影響は限られそうだ。

最終更新:6/23(木) 6:00

鉄鋼新聞