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玄海原発再稼働「同意する気ない」 佐賀・伊万里市長が答弁

佐賀新聞 6月23日(木)10時49分配信

 佐賀県伊万里市の塚部芳和市長は22日、玄海原発(佐賀県東松浦郡玄海町)の再稼働について「(周辺自治体の)伊万里市長に同意権は与えられていないが、心情的には今でも同意する気持ちはない」と、現時点で反対の立場を示した。

 市議会の一般質問で答弁した。市と九電は2月、県内自治体で最後に原子力安全協定を締結したが、塚部市長は「安全協定は再稼働問題と基本的にリンクしていない。協定を締結したから同意しますということにはならない」と主張した。

 原子力規制委員会が玄海原発の新規制基準適合審査に合格を出した場合も、「『はい分かりました』と同調するというのは、いまひとつ考えたほうがいい。そういう時だからこそ、(自治体の)トップが(安全性を)疑ってかかってもいいのではないか」と述べた。

 理由に、蒸気発生器の細管から放射能漏れが生じる危険性やヒューマンエラー(人為的なミス)を挙げ、「絶対に(事故が)ないとは言えない」と語った。

 議会終了後の取材に対して、「伊万里市はまだ防災行政無線や避難路の整備が不十分で、再稼働に前のめりに進めることに危機感がある」と“ブレーキ役”の立場を強調した。

最終更新:6月23日(木)10時49分

佐賀新聞