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旧・栗田出版販売(株)の連鎖倒産第1号、(株)黒木書店が特別清算

東京商工リサーチ 6月23日(木)19時23分配信

 (株)黒木書店(TSR企業コード:870295250、法人番号:4290001004521、福岡市西区野方1-5-20、設立昭和58年10月、資本金1000万円、代表清算人:森脇啓太氏)は6月2日、福岡地裁に特別清算開始を申請し6月15日、開始決定を受けた。
 負債総額は現在調査中。
 昭和37年9月に福岡市城南区にて創業し、58年10月に(株)黒木書店商号で法人化。福岡市内および近郊に積極的な出店を続け、地元で高い知名度を誇っていた。ピーク時には14店舗を展開し、平成14年6月期には31億8450万円の売上高をあげていた。
 しかし、その後は同業他社との競合激化やインターネットおよび携帯電話の普及で書籍、音楽CD、DVDなどの販売不振が続き、不採算店舗の閉鎖もあって減収傾向で推移。16年1月には出版取次業界第四位の栗田出版販売(株)(現・(株)KRT、TSR企業コード:290047668、法人番号: 9010001145652、東京都千代田区)の100%子会社となり、売れ筋商品の仕入強化などに取り組んだ。しかし、21年頃には10店舗へ減少し、21年6月期の売上高は16億8267万円にまで落ち込んでいた。
 その後も出版不況や大手同業者との競争はさらに激化。また、親会社の栗田出版販売が27年6月民事再生法の適用を申請し、後ろ盾を失ったため、事業継続が困難となり、店舗閉鎖や事業譲渡を行ったのち、27年10月31日の株主総会で解散を決議、清算手続きに入っていた。
 栗田出版販売の連鎖倒産は全国初となった。
 また、福岡市内で現在も営業している「黒木書店」は別法人が運営しており関係がない。

東京商工リサーチ

最終更新:6月23日(木)19時23分

東京商工リサーチ