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ホンダ、無人対応のカーシェアリングを首都圏以外に拡大-大阪・名古屋圏など、利用機会増で車販促

日刊工業新聞電子版 6月23日(木)17時43分配信

 ホンダは現在、東京都のみで展開しているカーシェアリングを他の都市圏に拡大する。3年前から実験的にサービスを提供していたが、このほど事業の黒字化のめどが立ったため対象地域を拡大する。ホンダ車を手軽に利用できる機会を増やし、販売増につなげたい考え。

 サービスを展開する具体的な都市や事業規模、開始時期は調整中。大阪や名古屋や福岡などが候補に挙がっているもよう。

 ホンダは2013年からホンダカーズ東京中央(東京都世田谷区)と共同で、「ホンダカーズスムーズレンタカー」を都内23区を中心に展開。会員登録し予約するだけで無人対応で好きな時に車を利用できる。現在、販売店や月極駐車所約30カ所を拠点にして、軽自動車「N-BOX」、小型車「フィット」など計60台を貸し出している。5月末時点の会員数は4500人。当初計画を超えて事業が進捗しているため、拠点や台数を増やし事業を拡大する方針だ。

 カーシェアは車の「所有」から「利用」という志向の変化を受けて、駐車代が高い都市部を中心に市場が拡大している。最大手タイムズ24やオリックスのほか、トヨタ自動車や日産自動車などメーカーも参入。15分単位から貸し出して近場の用事を済ませる移動手段としてのニーズにも対応するケースが多いが、ホンダのサービスは最短で12時間から貸し出している。長い時間利用してもらうことで、ホンダ車の購入につなげたい考えで、カーシェアを販促の一環と位置付ける。利用時間が短いサービスの事業性も調査している。

最終更新:6月23日(木)17時43分

日刊工業新聞電子版