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経産省の流通3団体ヒア、「足元不透明も先行き期待」

鉄鋼新聞 6/23(木) 6:00配信

 「先行きの需要本格化への期待感はあるものの目下は『回復時期はなお不透明』で、末端喚起は『秋口以降』との見方も。メーカー値上げで市況は『大底』ながら、価格転嫁は『困難な情勢』。流通にとっては不安要素を持ちながらのかじ取りを余儀なくされそう」―全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の流通3団体は22日、経済産業省金属課のヒアリングで来期(7~9月)の見通しなどを説明した。

 全鉄連(阪上正章会長)は、普通鋼鋼材の在庫が「微減する」と予想した上で「需要は4~6月期の横ばいか微増。ただ、本格化のタイミングは不透明で、末端実需の底上げにつながるかどうか不安が募る」との見方。在庫水準は「多くもなく少なくもない」ものの、足元の低調需要を鑑みれば「過剰感が払拭したわけではない」との実態を報告した。
 コイルセンター工組(鈴木貴士理事長)は、自動車や家電生産の復調や建材関連、鋼製家具の底堅さも勘案し、出荷量は「今期見込みに比べて微増」とみる。その上で(1)メーカー値上げ分のユーザー転嫁(2)加工賃是正やコスト増加分の適正な転嫁達成―を課題に挙げるとともに「在庫適正化に向けたメーカーの生産管理の徹底」を求めた。
 厚板シヤ工組(石原慶明理事長)では、需要は「夏場から徐々に回復の兆しがみられるが本格的な復調は下期以降にずれ込む」とみる。ただ、主力の建設関連は「一部明細出件の前倒しや着工開始などの動きもあり、活動水準は増加する」との期待もある。切断量についても「増加」を想定しているとともにメーカーに対しては「足元の低調需要の中、需給見合いの生産をお願いする」と呼び掛けている。

最終更新:6/23(木) 6:00

鉄鋼新聞

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