ここから本文です

EU離脱で英国伝統のパイ料理が危機?

AFPBB News 6月23日(木)13時30分配信

(c)AFPBB News

【6月23日 AFP】19世紀には鉱山労働者たちの大好物として知られ、今日でも人気の英国伝統のパイ料理コーニッシュ・パスティ。欧州連合(EU)の地理的表示保護制度(PGI)で保護されているこのパイが今、英国のEU離脱(Brexit)の可能性によって危機に陥っている。

 調味料で味付けした牛肉、ジャガイモ、カブ、タマネギを包んだ半円形のパイであるコーニッシュ・パスティは英南西部コーンワル(Cornwall)州のシンボル的存在。地元の生産者の中には、英国のEU離脱によってこの地方料理が受けるかもしれない影響を懸念する人たちもいる。

 コーンワル州の製パン会社ポーツレス・ベーカリー(Portreath Bakery)の代表マリオン・シモンズさんによると、コーニッシュ・パスティがPGIから外れるとコーンワル以外の地域の模造品もコーニッシュ・パスティの名前で売られるようになってしまい、結果として本物のコーニッシュ・パスティの品質と評判を傷つけるかもしれないという。

「コーンワルでは決まり事としてコーニッシュ・パスティにニンジンは入れないんです」とシモンズ氏はAFPに語った。「でもロンドン(London)や他の地域ではそういったものを実際見かけました。コーニッシュ・パスティをまねしようとして、真ん中にドロドロのものが入っているだけなんです」

 PGIで指定された英国の生産品には、他にもスコッチウイスキーやメルトン・モウブレイ・ポークパイなどがある。

 コーニッシュ・パスティは産業としても年に6500万ポンド(約100億円)に上る規模を誇り、少なくとも2000人の雇用者を抱えているという。

 映像はパスティ・ライン(Pasty Line)、ポーツレス・ベーカリーのキッチン。15日撮影。(c)AFPBB News

最終更新:6月23日(木)17時19分

AFPBB News

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。