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「金沢型安全教室」全国に、県子ども見守りボランティア協 11月の大会で周知

北國新聞社 6/23(木) 3:31配信

 石川県子ども見守りボランティア協議会は、児童自らが不審者から身を守れるように、体験型安全教室を全国に広める。5月には小松市で女児が一時連れ去られる事件が起きるなど、大人の見守りだけでは防げない事態に対応する。「ランドセルは捨てて逃げる」など実践的な内容となり、県協議会は11月の全国大会で、「金沢型安全教室」の実施を呼び掛ける。

 体験型安全教室は、体験型安全教育支援機構(東京)が分析した不審者の特徴や行動に沿って実施される。「不審者は20メートル離れた場所から狙っている」「腕をつかまれたら引っ張らず、横に振る」などを児童に教える。

 県協議会は3年前から指導者養成の講習会を開いてきた。教室はこれまで金沢市や中能登町の計7小学校で開催しており、19日に行った同市大浦小の教室には親子500組が参加した。

 22日は同市浅野川小で行われ、3年生60人が「ランドセルを捨てても命は捨てるな」と教わり、不審者役から逃げるため、20メートルを全力で走った。児童は両手を大きく振りながら「助けて」と叫ぶことで自分の存在を知らせることや、かみついてでも相手を振り払うことを学んだ。

 県内の見守りボランティア約4万人は県内各地の通学路に立ち、子どもの安全を守っている。平寿彦会長は「街頭ボランティアには限界がある。自分の身は自分で守れる子を育てることが重要だ」と話した。

 同協議会では、まず体験型安全教室を県内各地に広める。11月には大阪市で全国子ども見守りボランティア協議会の第2回大会が開催されることから、全国協議会の代表理事も務める平会長が普及を訴える。

北國新聞社

最終更新:6/23(木) 3:31

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