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誰も観たことがない世界へ! 『ジャングル・ブック』を支えたスタッフの“熱意”

ぴあ映画生活 6月24日(金)16時55分配信

8月に公開になるディズニーの超大作映画『ジャングル・ブック』は、すでに公開された国と地域で大ヒットを記録しているが、観終わった観客の多くが、魅力的なキャラクターと巧みな脚本と同じぐらい“圧倒的な映像”を評価している。デジタル技術が進化し、多くの観客が豪華な映像を見慣れているのになぜ、『ジャングル・ブック』の映像は観客を驚かせたのだろうか?

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本作は、黒ヒョウとオオカミに育てられた人間の子モーグリの冒険と成長を描く作品で、物語の舞台はタイトル通り“ジャングル”だ。通常、この種の映画はロケ可能なジャングルを探し出して撮影し、そこにデジタル処理を加えることが多い。しかし、本作は言葉を喋る動物たちと、驚異的な身体能力をもつモーグリが、大自然を縦横無尽に動き回るため、モーグリをスタジオで撮影して、残りすべてをCGで描く壮大な計画が立てられた。

ジャングルを描くにあたっては、現実のジャングルをコピーする方がはるかに楽で、安くつく。しかし、彼らは、現実のジャングルをモデルにせずに“まだ誰も観たことがないジャングル”をゼロからデザインすることを決意。ウォルト・ディズニー・スタジオの会長を務めるアラン・ホーンは「別の世界に連れて行ってくれる技術があるのに、本物の景色が映像に制限をつけてしまうのはもったいない。新しい技術を限界まで押し広げて、見たことのない世界を作ってみようじゃないか」と、彼らの挑戦を支援した。

スタッフは“プレビズ”という動画コンテを作成して、1カットごとにカメラの位置やキャラクター、木々、風などの動きを検討し、本物のジャングルで撮影した10万枚にも及ぶ写真を参考にしながら手作業で“誰も観たことがないジャングル”を創造した。監督を手がけたジョン・ファヴローは「すべてをイチから作り上げたからこそ、劇中のジャングルの木や葉っぱひとつにも物語に合わせた様々な解釈や、雰囲気を加えることが出来た」と語る。

本作に登場する映像は、『アバター』や『ロード・オブ・ザ・リング』の製作時には存在しなかった最新の技術が駆使されている。しかし、本作の映像が観客を驚かせ、ワクワクさせた最大のポイントは、時間と労力とアイデアを極限まで投じて、誰も観たことがない世界を生み出したスタッフの”熱意”にあったようだ。

『ジャングル・ブック』
8月11日(木・祝) ロードショー

最終更新:6月24日(金)16時55分

ぴあ映画生活

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。