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古里の復興空から記録 ドローンで新会社設立 斉藤勇さん64 松本淳さん36

福島民報 6月24日(金)10時35分配信

 小型無人機(ドローン)を使った事業で福島県楢葉町の復興に少しでも貢献したい―。東京電力福島第一原発事故の影響で楢葉町からいわき市に避難している斉藤勇さん(64)と松本淳さん(36)はドローンで動画や写真を撮影する事業に乗り出した。4月に同町下小塙に会社「メディアウイング」を設立、町内の復興状況を記録として残している。
 斉藤さんは会社勤務の傍ら約40年間、飛行機やヘリコプターなどの無線操縦を趣味としていた。ドローンにも早くから注目し、昨年9月4日から5日にかけて開かれた町の避難指示解除のイベントでは上空からの撮影で協力した。
 「ドローンを使って新しい事業に取り組めば、町の復興に役立つのではないか」。既に定年退職していたことや、町から会社設立を後押しされたこともあり、起業を決意。以前からの知り合いで同じ趣味を持ち、コンピューターに詳しい松本さんと2人で会社をつくった。国土交通省の飛行許可を取得し、万が一の時のために保険にも加入した。
 現在はドローンを使った航空撮影が主な事業だが、ドローンの販売・修理に加え、操作に関する研修会の開催、将来的には太陽光発電などの設備点検や農薬散布なども検討している。防犯活動や災害への対応などにも協力したいと考えている。
 斉藤さんは「ドローンの性能は日々向上しており、さまざまな分野に活用でき、将来性もある。できる限り町の復興にも協力したい」と話している。問い合わせはメディアウイング 電話090(4319)2313、電子メールnaraha-mw@media-wing.co.jp

福島民報社

最終更新:6月24日(金)10時51分

福島民報