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烏峠再び交流拠点に 整備へ泉崎住民が「守る会」

福島民報 6月24日(金)10時35分配信

 福島県泉崎村の有志は23日、村内西部にある烏峠(484メートル)の景観や環境を後世に残す「烏峠の自然を守る会」を設立した。村中央公民館で発足式を行った。再び峠が地域交流の拠点となるよう力を合わせて整備を進める。
 烏峠は、うつくしま百名山やふくしま緑の百景、ふくしま遊歩道五十選に数えられている。山頂にある烏峠稲荷神社では20年ほど前まで五穀豊穣(ほうじょう)を願う盆踊りが繰り広げられるなど地域住民の交流の場としてにぎわった。
 少子高齢化に伴い盆踊りは途絶え、訪れる人は少なくなった。代わりにごみの不法投棄が目立つなど悪循環に陥っている。
 守る会に社会教育委員、公民館運営審議会員、森の案内人らが名を連ねた。花木の植樹や遊歩道の整備、不法投棄の監視などにぎわいの復活に向けて汗を流す。
 今年の夏から秋にかけて児童と生徒を対象に峠に自生する植物を紹介する「自然観測会」を開催するほか、来年4月に山開きと春に咲くカタクリをテーマに祭りを計画している。烏峠稲荷神社でのお祭りの再開も目指す。村は事業費の一部を補助する考えだ。
 発足式に臨んだ事務局を務める古宇田栄増村中央公民館長は「昔のように子どもが自然に触れ合える場所にしたい。烏峠はみんなの財産。地域活性化にも生かしたい」と意気込んだ。久保木正大村長は「できることから一歩ずつ取り組み、村の自然を守ってほしい」と期待を寄せた。

福島民報社

最終更新:6月24日(金)10時55分

福島民報