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怒りだけじゃない。沖縄出身の大学生が撮った若者たちの葛藤

BuzzFeed Japan 6月24日(金)5時0分配信

6月23日が、何の日か知っていますか?

沖縄の人にとっては、決して忘れられない日。でも、大学に入って東京に出てきたら、友人たちは誰も、その日のことを知らなかった。

日本国内で唯一、米軍が上陸して地上戦となり、18万8136人が犠牲になった。その半数は民間人で、当時の沖縄県民の4人に1人。今も、多くの人たちにとって、亡くなった親族を悼むための、忘れがたい日だ。

悲惨な歴史を背負い、在日米軍基地の74%が集中する沖縄。美しい自然とおおらかな文化が残る沖縄。

彼は、映画を撮ることにした。等身大のその島を、知ってもらうために。
【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

「ちゅらさん」も嘘じゃないけど

「本土の人は、慰霊の日のことも、沖縄の現状も、知らないというより知ることができない。だとしたら、自分が伝えないといけないと思ったんです」

6月23日、BuzzFeed Newsの取材にそう話したのは、慶應大3年の仲村颯悟さん(20)。沖縄市出身だ。

小学生のころから映画を撮り始め、13歳で長編映画を監督。慶應大に進学した。はじめて県外で過ごすことで知った「本土からの沖縄像」が、彼を動かした。

「慰霊の日」を知る人はいない。大学の友人には「なにそれ?」と言われた。当日の報道だって、朝から沖縄戦の特集を流し続けていた地元とはまったく違う。

沖縄料理店でバイトをしてみれば、「沖縄が大好き」と話しかけてくれる人も多い。でも聞こえてくる声のほとんどが、青い海に空、そして「なんくるないさ」と笑うおじいにおばあ……。「平和な沖縄像」ばかりだった。

「(NHK連続テレビ小説の)ちゅらさんで描かれた沖縄も嘘ではない。でも、なんで平和を愛するのか。なんで、困難なことがあっても笑顔なのか。これまでの苦労、過去があってこその今があるんです」

沖縄の光と影の、影にも目を向けてほしい。「映画を撮ってきた自分なら、映画を通じて伝えられるはず」と感じた。

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最終更新:6月25日(土)1時34分

BuzzFeed Japan

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