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実はビール祭り? それが24時間レースのウラ本質だったりして(笑)

carview! 6月24日(金)10時24分配信

しかし今年のルマン24時間&ニュル24時間レース! メチャクチャ面白かったですね~。特に先日のルマンは、去年まで万年2位のトヨタチームにとって悲願中の悲願。振り返れば1992年にトヨタTS010が関谷正徳さん+外国人レーサーで2位に入ってから足掛け24年の悲願でまさしく執念というか、怨念とも言っていいほどの必勝体制。

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自ら「トヨタよ、敗者のままでいいのか。」と広告代理店もドキドキだったはずのあおりまで発信。聞けば2017年投入予定のパワートレインを前倒しで入れたそうで、それだけ勝ちに行った様子がうかがえますけど、結果はまさしくドラマとしか言いようがないレース最終周のゴール3分前でのスローダウン。

うわーと頭を抱え、こんな筋書きあったんかい! と言いたくなる展開でしたが、小沢、正直申し訳ないけどこれで来年までたっぷり楽しむ口実が出来たなぁと思いました。

リベンジ度が倍増で来年は地上波も夢じゃない!

なんせ日本人好きだもんね、「リベンジ」の構図。鬱屈させたパワーを溜めに溜めて大爆発! ってストーリーは来年さらにドラマチックな展開に。しかも相手はポルシェにアウディというビッグネーム中のビッグネーム。相手にとって不足なし。来年は地上波放送も夢じゃないような気すらしてきます。

というか逆の話をすると、モータースポーツってそもそも観戦が難しいと思うんですね。分かりやすいスターがいたり、浪花節ストーリー展開があるといいけど、基本テクノロジーをある程度知らないとわからないし、レース毎に違うレギュレーションについても理解しないといけない。今回はたまたま悲願の勝利の図式があったからいいけど、見る側にそれなりの知識や勉強が求められる。

じゃないとなんでアウディのディーゼルエンジンが勝てなくなってきたのか? とか理由がよくわからないじゃないですか。ポルシェが久しぶりにワークスで復活していきなり勝てた凄さとかもね。

ニュル24時間レースは野外ビール祭りだった!?

それと、こちらもトヨタが出場したニュルブルクリンク24時間レースに行って改めて確信した事実があります。それはニュルブルクリンク24時間レースが実は世界最大級の野外ビール祭りだ! という側面。前々から気になってたんで各コーナーのキャンプ場を直撃してみたけど、そしたら「月曜日から来てる」「先週の日曜から来てる」そんなんばっか。

しかも大抵がビール飲みまくり。「10人で30ケース持ってきた」とか「今日は1日10本飲んだ」とかそんなのばっか。さらに面白いのは「毎日朝7時からトイレと食事以外は夕方まで見てる」かぶり付きの観客もいるけど、「ん? いまどのクルマがトップなの?」みたいな酔っぱらいも多いこと。そうなんですそうなんです。クルマ好きで知られたドイツ人ですら結構レースを詳細には見てないのよ。

サッカーのブンデスリーガもそうだけど、スポーツ観戦がメインなのか、ドリンキングビールが優先なのかわからない? というか「レースをツマミにビールを飲むために来てる」人は明らかに多い。

ですから思います。日本人ももっとレースを幅広く楽しんだらいいのに、と。もちろんサーキットがビールの空き瓶だらけ…はイヤだと思う人もいるとは思うけど、そういうのもありなんではないかと。実際、小沢もやったけどヘロヘロに盛り上がりながら、爆音でバトルするメルセデスAMG GT3とBMW M6 GT3を眺めるのって楽しいですよ。ストリートファイトっぽいプロレス見てるみたいで(笑)。

レポート:小沢 コージ

株式会社カービュー

最終更新:6月24日(金)10時24分

carview!