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三菱自、「軽」生産再開も部品メーカーや販社は安堵より不安

ニュースイッチ 6月24日(金)7時30分配信

今日、株主総会。「競争力をつけないと、ゆくゆくは淘汰されるだろう」

 三菱自動車は24日に千葉市内で株主総会を開き、新たな経営体制が始動する見通しだ。7月上旬をめどに軽自動車4車種の生産販売再開を目指すが、部品メーカーや販売会社からは、問題発覚前の販売水準に戻せるのか不安視する声も聞かれる。

 三菱自が7月上旬に軽自動車の生産・販売を再開することについて、三菱自のサプライヤーとディーラー各社は安堵(あんど)の声を漏らす。

 水島製作所がある岡山県倉敷市内の部品メーカー首脳は「生産再開の時期は思ったより早かった。ひとまず、ほっとしている」とし、部品の供給再開に向けて準備を始めた。

 ディーラーも「まだ(三菱自から)販売再開の連絡を受けてはいないが、待っているお客さまもいるので再開が本当なら大歓迎だ」(関東地区のディーラー関係者)と喜ぶ。

 一方で、先行きを不安視する声も多く聞かれる。関東地区の三菱自のディーラーは「燃費不正問題でブランドイメージが大きく下がってしまった今、軽がどれくらい売れるかは分からない」と困惑する。

 東海地区のディーラーは「軽のかわりに別の小型車を勧めているが売れない」とし、ブランドイメージの低下に頭を抱えている。

 エンジン部品を納める部品メーカーの首脳も「軽向けの部品は、当面難しい状況が続くだろう。三菱自以外の販路を広げる活動を進める必要がある」と厳しい見通しを示す。

 軽の生産・販売停止による補償については「当初の発注に基づき作ってしまった部品と部品の保管にかかった費用は全額補償してほしい」(外装部品メーカー首脳)、「本当は自宅待機していた従業員の人件費分も要請したいが、おそらく難しいだろう」などの声が上がっている。

 中には「補償されても後で多めに原価低減を要求されるかもしれない」(外装部品メーカー首脳)との懸念もある。

 また、三菱自が日産傘下に入ることで取引を見直すなどビジネス上のリスクを懸念する声もあがる。

 東京商工リサーチ名古屋支社が三菱自と取引する愛知県内の一次下請けを対象に実施した調査では、三菱自の日産傘下入りで自社に影響すると応えた企業のうち、45%が取引減少などマイナスの影響があると回答した。

 ある三菱自の部品メーカー首脳は「競争力をつけないと、ゆくゆくは淘汰(とうた)されるだろう」と見通す。

最終更新:6月24日(金)7時30分

ニュースイッチ