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までぇに街いま 仙台空港アクセス線沿線 その1 若草寿司

河北新報オンラインコミュニティー 6月24日(金)13時0分配信

までぇに街いま 仙台空港アクセス線沿線 その1 若草寿司

  「までぇに街いま」取材班が今回紹介するのは、名取市の仙台空港アクセス線の沿線地域。美田園地区では、東日本大震災で被災した同市閖上地区の商業者らによる仮設商店街「閖上さいかい市場」が、2012年2月から営業を続ける。まずは取材班が13年7月に取り上げた市場を再訪し、元気に働く人々に会った。


 閖上産のアカガイやヒラメ、シラウオを地元の仲買人を通じて仕入れ、他のすしだねは自ら仙台の市場に出向いて買い求める。若草寿司の店主比佐幸悦さん(59)は昔から、そんな姿勢を貫いてきた。


 父親が閖上で創業したすし店を29歳で継いだ。妻の聖女(きよめ)さん(51)と二人三脚で切り盛りし、客との家族的な付き合いを大事にする。聖女さんは「自分の子どもたちが小さいころは店でお客さんによく面倒を見てもらったものです」と振り返る。

 津波で自宅兼店舗を失った後、幸悦さんはさいかい市場への出店を迷った。「資金面はもちろんお客さんが来るのかどうか」。でも、閖上時代からのなじみ客が背中を押し、岐阜県の業者は格安で店の内装を手掛けてくれた。
 幸悦さんは「皆さんの支えでここまでやってこられました。お客さんが『また来たよ』と顔を見せてくれることが何よりうれしい」と話す。

若草寿司の営業は午前11時~午後2時半、午後5~9時。すしだねがなくなると終了。
水曜定休。022(784)3523

河北新報社

最終更新:6月24日(金)13時0分

河北新報オンラインコミュニティー