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開通3カ月の有明海沿岸道で路面陥没 佐賀

佐賀新聞 6月24日(金)10時33分配信

芦刈南IC降り口付近で盛り土崩壊

 有明海沿岸道路の芦刈南インターチェンジ(IC)=小城市芦刈町永田=で23日午前0時ごろ、下り線出口の盛り土が雨の影響で崩壊し、市道へ降りる路面が陥没した。長さ約50メートル、深さ約3メートルにわたって崩れ、復旧のめどは立っていない。現地では前日午後、佐賀県職員が路面のひび割れを発見し、芦刈-芦刈南IC間(2キロ)の下り線を通行止めにしていた。この区間は佐賀福富道路として3月下旬に開通したばかりで、県は工事に問題がなかったかを含め原因を調べる。

 有明海沿岸道路整備事務所(小城市)などによると、22日午後3時ごろ、目視による点検で、路面に約2~3メートルの細いひび割れを見つけ、午後5時半から下り車線だけ通行止めにした。上り車線は現在も通行可。

数日前に「裂け目」確認

 数日前、盛り土部分に外側に広がる動きと裂け目が確認され、裂け目に水が入らないように処置をして巡回していたという。「大雨で動きが激しくなり、裂け目も広がっていった。復旧には月単位の時間がかかるだろう」と説明する。

 現場は軟弱地盤で、セメントで補強していたという。盛り土は高いところで約7メートルあり、土木工事で一般的に使われる礫(れき)質土を使用していたとしている。

熊本地震の影響も?

 2015年10月ごろの工事の段階でも、盛り土にわずかなひび割れが見られたと説明する。今年4月の熊本地震の影響で3センチほどの沈下も進み、週1回の点検も実施していたという。

 県道路課は「大変残念で遺憾。原因を究明していかなければならない」と述べ、今後の事業計画の見直しなどには言及しなかった。

 有明海沿岸道路は沿岸8市町をつなぐ延長55キロの自動車専用道路で、福岡県大牟田市を起点に佐賀市などを経由して鹿島市に至る。県内は早津江川橋から嘉瀬町までの8キロを国が整備、嘉瀬町から鹿島市までは県が事業主体になっている。

最終更新:6月24日(金)10時33分

佐賀新聞