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選挙ポスターは盛ってる? プロに聞いてみた

BuzzFeed Japan 6月24日(金)11時36分配信

参議院選挙が6月22日に始まりました。各選挙区には、立候補者のポスターが張り出されています。

候補者の印象を大きく左右する選挙ポスター。その制作はどのようになっているのでしょうか? BuzzFeedは、舞台裏に潜入しました。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

今回協力いただいたのは、スタジオ☆ディーバ(以下、ディーバ)さん。選挙ポスターをはじめ、お見合い写真やCDジャケット、グラビアアイドルの撮影まで幅広く手掛けるスタジオです。

ディーバはこの道、20年。代表の山口さんに、選挙ポスターの現在と昔の変化を聞いてみました。

「昔は、立候補者の地元の写真館や、伊勢丹写真室、帝国ホテルなどで撮影するのが主流だったね。それが変わってきたのが約10年前。民主党(現:民進党)が政権交代を起こしたときから、業界にも変化が出た感じだね」

「自民党は基盤が強く、選挙区を大切にする考え。民主党はそれほど意識していなかったのでは。それがイメージ戦略が重要になり、『お金をかけて良いポスターを撮ろう』という風潮になったね」

ディーバで撮影するために、北海道や沖縄からわざわざ来る立候補者もいるという。多くは秘書や選挙プランナーの口コミで「あのスタジオは良い」と広まっていくそうだ。

「あとはデジタル化も大きな背景。地方の写真館などは旧弊なやり方で、写真をデータでもらえなかったりする。ポスター以外にも個人のホームページやフライヤー、SNSで利用するのも当たり前になっているからね」

ディーバは不偏不党で依頼を受けており、党首クラスの撮影も担当したそう。今回の参院選も自民党や民進党、おおさか維新の会などの候補者の撮影を手掛けました。

撮影時、苦労した立候補者はいるのでしょうか?

「いるよ。だいたい『◯◯チルドレン』とか新人候補だね。こっちとしては、政策を聞いたうえで、そのイメージにあった撮影をするんだけど『え、政策……!? これから党へ行って聞いてきます!!』とかね。ちょっと残念だし、こちらのテンションも下がってしまう」

「あとは比例区の分が足りなくなって、ギリギリで駆け込んでくる人とかもその傾向があるね。あとは『対立候補のポスターが良かった! 負けないように撮り直してくれ!!』ってのもあったね。けど、その対立候補も私が撮っているんだよ(笑)。まぁ同じようにがんばるしかないね」

通常、立候補者は告示の1年~半年前にスタジオに依頼。撮影を行い、そこからデザイン会社に渡り、文字入れが行われます。

料金は上半身のみの撮影で4万5000円~(簡単な調整、ヘアメイク、コーディネート込み)。枚数やパターンを変えての撮影で料金は変動していきます。

「昔の話だけど、自民党からは『安すぎて逆に心配だ』って言われたね。反対に民主党は『もう少しまけて!!』って言ってた。民主党、お金なかったからね」

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最終更新:6月24日(金)16時52分

BuzzFeed Japan

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