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小室哲哉、プロデューサーとしての苦悩語る「自分で決めることが段々厳しく」

MusicVoice 6月24日(金)15時33分配信

 音楽プロデューサーの小室哲哉(57)が24日、東京・原宿のHARAJUKU Abema Studioで、自身がMCを務めるAbemaTVの音楽番組『TK Music FRESH! by AWA #2』の公開生放送に臨み、プロデューサーとしての苦悩を語った。

 同番組は、小室が気になるアーティストをゲストに招き、1時間にわたって、自由気ままにトークを展開する内容。この日は、MAN WITH A MISSION(マンウィズ)のジャン・ケン・ジョニーをゲストに、彼らの音楽性や国内外の音楽事情について語り合った。

 このなかでマンウィズの楽曲制作スタイルについて話がおよぶと、小室は「デモテープから作るの?」と質問。これについてジャン・ケン・ジョニーが「私とベースのカミカゼ・ボーイと作って、宅録みたいな形ですごくラフなデモを作ってメンバーのなかでプレゼンします。意見を言い合って出来上がったデモを、プロデューサーとアレンジャーにも聴かせて練り直します」と紹介した。

 小室は、マンウィズがプロデューサーを立てていることに興味を示し「アドバイザーがいるのはいい。僕の場合はプロデューサーになった時点でプロデューサーがいないんで、アドバイスしてくれる人がいなくなっちゃったんですよね。昔はいたけど、ある時からいなくなった。おまえが決めろって」と自身の体験談を明かした。

 これにジャン・ケン・ジョニーが「どっちが楽ですか?」と問うと、小室は「最初は嬉しいと思ったけど。だんだんスタジオに人がいなくなっていて、“どう?”と聞く人がいなくなって、そうすると自分の中で決めなくちゃいけなくなる。それはそれで段々厳しく、キツくなっていって。自分のなかで主観と客観の両方をもって。アーティストの自分とプロデューサーの自分とが。プロデューサーがいたらこれは行き過ぎではないか、と言ってくれるけど」と述べた。

 また、小室は、国内外の作品リリース頻度にも触れ、「(日本のバンドも)ワールドツアーなどしていたら2年はかかってしまう。海外では4年、5年は当たり前。(リリースの)サイクルはもしかしたら日本が一番早いぐらい。締切ばっかりで。何本も連載を抱えているような感じ」と笑みをこぼしながら述べた。

 小室といえば、TM NETWROKだけでなくヒットメーカーとしての顔も持つ。90年代から00年代までの音楽シーンは、小室哲哉を筆頭とする小室ファミリーがその時代の象徴的な存在だった。エイベックスブームやTKブームとも称されたこの時代、そのブームの火付け役を担ったのがTRF。小室が主にプロデュースしていたアーティストはglobe、安室奈美恵、TRF、華原朋美、hitomi、そして鈴木亜美(当時は鈴木あみ)などがおり、1曲限りの単発ものを含めるとその数は100組超にものぼり、専属プロデュースは当時、20組ぐらいだったと言われている。

最終更新:6月24日(金)15時33分

MusicVoice

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。