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中国産マグネシウム価格、減産で反転上昇

鉄鋼新聞 6/24(金) 6:02配信

 弱基調にあったマグネシウム市況が上昇に転じた。22日時点の中国産マグネ地金の対日価格はCFR(船賃込み本船引渡し条件)2160~2190ドルと、直近の2週間で約2%値上がりした。最大生産国である中国の減産傾向を反映したかたち。関係筋からは、当面は堅調に推移するとの声も聞かれる。

 長期下降トレンドにあったマグネ市況は4月、2350~2380ドルまで急騰したのをピークに再び下落。5月末には2050ドルと約2カ月ぶりの安値を付けた。非鉄専門商社タックトレーディングの上島隆社長は、足元でマグネ生産が減少し、相場が押し上げられた背景には「同国の鉄鋼市況低迷・石炭生産の減少がある」と指摘する。
 「中国のマグネは、その6~7割以上が石炭コンビナート企業群の一部として生産されている。鉄鋼市況が落ち込み、石炭採掘・コークス生産が低迷すれば、コークスを原料とするマグネも自動的に生産量が減る仕組み」(同)。そのため、鉄鋼相場が回復した5月はコークス生産も増加し、マグネも半ば強制的に生産されたことによって価格が押し下げられたという。
 上島社長は、今後の見通しについて「足元で再び鉄鋼生産が調整局面に入ったことが、マグネ市況のサポート要因になっている。7~8月は2150~2300ドルの強気なレンジを予測している」と話す。

最終更新:6/24(金) 6:02

鉄鋼新聞

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