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イギリスがEU離脱、昨年起こっていればレスター奇跡の優勝も幻だった?

BuzzFeed Japan 6/24(金) 16:53配信

国民投票の結果、イギリスのEU離脱がほぼ確実となった。欧州で人気のスポーツであるサッカーにどういった影響を与えるのだろうか。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

1.EUROやチャンピオンズリーグからは離脱しない

現在、イングランド代表やウェールズ代表が参加する「EURO」への参加条件は、欧州サッカー連盟(UEFA)への所属であるため、EU離脱後も引き続き参加できる。欧州チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグといったクラブ大会もUEFA主催大会であり、こちらも引き続き参加可能だ。

2.EU離脱が昨年起こっていればレスターの優勝もなかった?

1995年のボスマン判決以降、欧州のリーグではEU加盟国籍を持つ選手を外国人ではなく自国選手と同じ扱いで獲得できるようになった。イングランド・プレミアリーグでは、高額の放映権料で得られた潤沢な資金を背景に各国のスター選手をかき集めた。

現在プレミアリーグでプレーするEU加盟国籍選手は100人以上。強豪チームのアーセナルではイギリス出身選手が一人も出場しないこともあった。

一方、EU圏外の選手には自国代表として過去2年間の国際Aマッチに75%出場していなければ就労ビザは発給されないという厳しいルールが設けられている。

レスター・シティでプレーする日本代表・岡崎慎司のチームメートで優勝の立役者の一人であるフランス代表エンコロ・カンテはレスター加入時、代表歴はなく、EU枠がなければ移籍できなかった。もしカンテがいなければレスターの奇跡の優勝もなかっただろう。

これまで活躍した選手の中にもEU枠の恩恵を受けた者は多い。
マンチェスター・ユナイテッドで成長しスターとなったクリスティアーノ・ロナウド(現レアル・マドリード)や、アーセナルでFWとして覚醒したティエリ・アンリ(現在は引退)はプレミアリーグでスターに育った選手だが、EU枠がなければ移籍自体できなかった。

一方、増えすぎた外国人選手により自国選手の活躍の場が奪われているとの声はイギリス国内で以前から上がっており、今回の離脱を自国選手を育てるチャンスと捉える向きもある。

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最終更新:6/24(金) 17:06

BuzzFeed Japan