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軽自動車の技術を取り入れた「トヨタ パッソ」の実燃費を測ってみた【燃費レポート】

オートックワン 6月24日(金)17時10分配信

フルモデルチェンジを受け、販売好調な新型パッソ

2016年4月、約6年ぶりのフルモデルチェンジで3代目となった新型「パッソ&ブーン」。

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2代目までのパッソ&ブーンは、商品企画やマーケティングをトヨタが担当し、開発や生産をダイハツが担当するという、トヨタグループで言えば「トヨタ 86」と「スバル BRZ」の関係に近い共同開発で産まれたモデルであったが、新型は共同開発ではなく、商品企画、開発、生産のすべてをダイハツが行っており、トヨタで販売されるパッソはいわゆるダイハツの「OEM車」である。

なお、新型パッソは4月の発売から約1ヶ月で月間販売目標の5,000台の3倍以上となる約1万6,500台の受注を集めるという、好調な販売を記録している。

今回の燃費テストでは、「トヨタ パッソ」の標準モデルの最上級グレードとなる「X“Gパッケージ”(FF)」を起用(144万7,200円、JC08モード燃費28.0km/L)。

テストは6月14日(火)の朝6時に開始し、午後1時半頃に帰京するというスケジュールで実施。

天候は梅雨の晴れ間の晴れのち曇り、テスト中の最高気温は25度程度だった上、湿度も高めでエアコンによる負担はそれなりに大きかった。交通状況は平均的な流れであった。

トヨタ パッソ 燃費レポート/高速道路編

高速道路でのパッソの印象は、Aセグメントの小さめなコンパクトカーとしては「予想を超える」「期待以上」の力強さを感じた。

まず、高速道路本線への合流や追い越し加速によりアクセルを全開にした際の動力性能は、1リッターエンジンを搭載するコンパクトカーとしては思ったより良く、車重やエンジンのスペックが近い軽ハイトワゴンのターボ車と同じような瞬発力だ。

またアクセルを深く踏み、エンジンの回転数が高まってもエンジン音にうるささや過大な振動といった不快感はなく、二名乗車までであればパワー不足を感じることはないだろう。

その他に気付いたこととしては、高速道路のペースになると騒音の原因として風切り音の大きさが気になる点と、全幅が小さいクルマであるのを考えればやむを得ない部分もあるのかもしれないが、アクセルペダルが足を真っすぐに伸ばした位置よりも左、中央に寄り気味となっているようで、高速道路をほぼアクセル一定で走っていると足を中央寄りに運転することが原因なのか足、腰に走行距離を考えると過大な疲れを覚えたことが挙げられる。

この2点に関しては改善を願いたいところではあるが、街乗りをメインとしてコンパクトカーというコンセプトを考慮すれば、それほど大きな問題ではないのかもしれない。

高速道路での燃費は「23.0km/L」を記録した。

今回、パッソの燃費に関してはNAエンジンを搭載する「ダイハツ キャスト」、ごく小さなモーターを積むため純ガソリンエンジン車とはいえないが、直接的なライバル車の1台となるであろう「スズキ イグニス」の2車種に加え、1.3リッターエンジンを搭載するコンパクトカーの実燃費平均値という3つの値とパッソの実燃費の値を比較していきたい。

◆高速道路での実燃費

ダイハツキャストNA/21.9km/L
スズキイグニス/23.3km/L
1.3リッターエンジンを積むコンパクトカーの平均値/21~22km/L
トヨタ パッソ&ダイハツ ブーン/23.0km/L

パッソ&ブーンの高速道路での燃費は、排気量が小さく負担が大きい軽自動車より有利でスズキ イグニスと同等、1.3リッター級エンジンを積むコンパクトカーを5%から10%上回るという、車格や期待通りの結果になったといえるだろう。

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最終更新:6月24日(金)17時15分

オートックワン