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「ひめゆりだけじゃない…」 沖縄戦21学徒隊の碑、県が設置へ

沖縄タイムス 6/25(土) 16:52配信

 沖縄戦に動員された旧制中学校など21校の学徒隊の合同石碑を沖縄県が2016年度中にも、糸満市摩文仁の県平和祈念公園内に設置する方針であることが分かった。翁長雄志知事が24日、設置を求めてきた梯梧(でいご)同窓会の上原はつ子さん(87)らと面談。「多くの学徒隊があったことが全国的に知られていない。歴史に光をあてないといけない」と述べ、要望に沿って取り組む考えを示した。
 県によると、若い世代や県外の修学旅行生らに広く周知するため、石碑は多くの人が利用する平和祈念資料館周辺を検討。学校や学徒隊名、学徒隊の概要を記した説明文を盛り込む。各学徒隊関係者から意見を聞いた上で、管理運営のあり方や形状などを詰める。
 私立昭和高等女学校の卒業生らでつくる梯梧同窓会の陳情を受け、県議会は昨年12月、合同石碑の設置を県に求める決議を全会一致で可決した。
 上原さんは「学徒隊はひめゆりや一中(県立第一中学校)だけではない。教科書にも載らない歴史を合同碑を造ることでしっかり広めてほしい」と強調。元梯梧学徒隊の吉川初枝さん(88)は「これまでの活動が実になり、うれしい」と話した。沖縄戦では県内の男女21校の生徒二千数百人が学徒動員され、千人余が亡くなったとされている。

最終更新:6/25(土) 16:54

沖縄タイムス