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楢葉で盆踊り復活 8月14日、震災後初

福島民報 6月25日(土)16時43分配信

 8月14日、福島県楢葉町のJR竜田駅前広場で盆踊りが復活する-。若い世代が中心の楢葉町民有志でつくる実行委員会「ほっつぁれDEいいんかいっ!?」が発足し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、町内で初めての盆踊りを開くことを決めた。盆踊りに合わせて音楽イベントも企画する。
 昨年9月に原発事故による避難指示が解除された楢葉町では、解除から9カ月余りが過ぎたが、町内に戻ったのは3日現在、536人と全町民の7%余りとなっている。特に若い世代が少ないのが現状だ。若者が積極的にまちづくりやにぎわい創出に関われる受け皿として、実行委員会を設立した。
 地元では、産卵を終えて体が傷つき、痩せたサケを「ほっつぁれざけ」と呼ぶ。復興の歩みを着実に進めているものの、震災前の元気なまちに戻ったとは言えない現状を「ほっつぁれ」な状態と表現。「このままでいいのか」「若い世代が中心となり、町に元気を取り戻そう」との意味を込め実行委員会の名前を決めた。
 15日に町内のサイクリングターミナルで初めての会議を開いた。実行委員会の下部組織で実働部隊の企画検討委員会を設けた。20代から40代の若者を中心に約20人が参加。実行委員長に町内からいわき市に避難している会社員の渡辺喜久さん(35)を選んだ。
 会議では、震災前は行政区ごとに開かれていた盆踊りを復活させることを決めた。夕方以降の盆踊りに先立ち、若い世代を呼び込むため昼間に音楽イベントを催すことも決めた。「風とロック」の関連イベント「アコ・ワン・グランプリ」の予選ともタイアップする。この他、避難指示解除一周年の9月4日にも町総合グラウンドで「復興祈念の集い」を開催する。
 渡辺委員長は「町の復興に貢献したいという若者が集まった。自分たちが楽しめるイベントを発信し、多くの若い世代がまちづくりに参加できるようにしたい」と話している。

福島民報社

最終更新:6月25日(土)17時19分

福島民報