ここから本文です

室屋選手(福島在住)に民報スポーツ大賞 エアレース日本人初V、航空産業貢献 27日表彰式

福島民報 6月25日(土)16時48分配信

 福島民報社は、軽飛行機の世界最高峰レース「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ第3戦」で日本人初の優勝を果たした福島市在住のパイロット室屋義秀選手(43)に福島民報スポーツ大賞を贈る。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を目指す県民に勇気と感動を与えるとともに、同市を拠点にした活動により航空文化の発展、航空産業の創出に貢献した。27日午後6時から福島市の民報ビルで表彰式を行う。
 室屋選手は奈良県出身。中央大文学部在学中にパイロットを目指して渡米し、軽飛行機の操縦免許を取得。平成11年に福島市の農道空港「ふくしまスカイパーク」に活動の拠点を移し、21年にエアレースに参戦した。世界のトップ選手を相手に26年に1度、27年に2度、3位に入賞した。
 操縦技術をさらに磨き、機体の改良なども重ねて今月5日、千葉市の幕張海浜公園で行われた第3戦に出場。日本人初の快挙を成し遂げ、「福島」の名を世界のエアレースファンに発信した。
 レースに参戦する傍ら、ふくしまスカイパークでエアロバティック(曲技飛行)を披露するなど航空文化の普及、浸透に尽力している。室屋選手の活躍は自動車部品会社サード(本社・愛知県豊田市)がふくしまスカイパークに軽飛行機の研究開発施設を整備するきっかけにもなった。
 国際大会を制した輝かしい成績に加え、地域の文化・経済振興など多方面に貢献している点を考慮し、社内選考委員会で大賞受賞者に決定した。
 表彰式では、元日展理事長で文化功労者の彫刻家橋本堅太郎氏(二本松市名誉市民)が手掛けた「森の妖精」のレリーフと賞金などを贈呈する。
 室屋選手は「とても光栄に思う。日頃、ふくしまスカイパークで練習させていただき、県民のみなさんの支援のおかげで世界の頂点に届くことができた。これから福島は航空宇宙産業の集積基地になっていくと思う。航空スポーツの分野から貢献していきたい」と話している。

福島民報社

最終更新:6月25日(土)17時8分

福島民報