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知っておきたい!乳幼児がなりやすい砂かぶれ様皮膚炎って何?

ベネッセ 教育情報サイト 6月25日(土)10時1分配信

乳幼児がなりやすい皮膚炎の一つに、手のひらや足の裏に小さな赤いブツブツが多発する「砂かぶれ様皮膚炎」があります。砂にかぶれたように見えるため、このような名前で呼ばれていますが、原因はウイルス感染症という説が有力です。いったいどのような皮膚炎なのでしょうか。神奈川県立こども医療センター皮膚科部長の馬場直子先生に伺いました。

1歳をピークに、0歳後半~4歳でなりやすい

砂かぶれ様皮膚炎は、0歳後半~4歳児がなりやすく、1歳児で発症する割合が最も高くなっています。一度は経験したことのある子どもが大勢いる、一般的な皮膚炎です。砂かぶれ様皮膚炎というのは通称であり、正式には小児掌蹠丘疹性紅斑性皮膚炎(しょうに・しょうせき・きゅうしんせい・こうはんせい・ひふえん)といいます。

症状は、手のひらと足の裏に、1~2ミリの非常に細かい赤い丘疹がたくさんできて、次第にそれらがつながり、手のひらや足の裏の全体が真っ赤に腫れたようになっていきます。やがて腫れが引いていくと、薄皮がむけて、しわしわとなり、だんだんと治っていきます。その過程に約4週間と比較的長くかかるのが特徴です。

季節的には、5~6月をピークに春~初夏に発症がよく見られ、男女比は3:4で、女の子のほうがやや発症が多いようです。
手のひらと足の裏以外に、赤い丘疹ができることはほとんどありません。まれに、頬や口の周りに丘疹ができる場合もあります。また、発熱も伴わないほうが一般的で、出ても微熱です。治るまで1か月近くかかりますので、保護者のかたは心配になると思いますが、深刻な病気につながるような皮膚炎ではなく、後遺症もありません。

かゆみが強い時はステロイド軟膏などを

自然に治癒する良性の疾患で、治療は特にありません。しかし、かゆみがひどいのが特徴で、かゆくてしかたなく、夜、なかなか寝つけない場合もあります。自分でかいたり、手足を何かにこすりつけたりすると、患部に熱を持ってしまい、余計にかゆくなってしまいます。かゆみを抑えるためには、ステロイド軟膏(なんこう)などの炎症を抑える薬を塗るとよいでしょう。かゆみが引けば、かゆみによるストレスも収まっていきますし、そうすれば、遊びなどでほかに気を紛らわすこともできます。

また、薄皮がむけてかさかさしてきた時には、尿素軟膏や、ヘパリン類似物質(ヒルドイド)などを塗って保湿をします。良性の疾患ですから、保育園や幼稚園での生活には、何も支障はありません。炎症があまりにもひどい場合には、炎症を起こした手で遊具を触ったりすると、二次的に炎症が進んでしまうかもしれないので、外で遊ぶのは控えたほうがよいでしょう。

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最終更新:6月25日(土)10時1分

ベネッセ 教育情報サイト