ここから本文です

英国EU離脱 補助金、輸出・・・共通政策“恩恵”なく 英国の生産者団体 新たな枠組み訴え

日本農業新聞 6月25日(土)15時30分配信

 英国の欧州連合(EU)離脱は、これまで共通農業政策(CAP)という枠組みに守られてきた同国の農業に、深刻な影響を及ぼすことが確実だ。CAPの柱である直接支払いは、農場面積に応じ農家が受け取る仕組み。地元メディアによると、最悪のシナリオで農家は400万円近い補助金がもらえなくなる可能性が出てくる。

 「離脱」を主張するグループは、EUに支払う巨額の予算が浮くため、これまでのCAP以上に手厚い農業補助ができると農家を説得。また、厳密な環境保護などEUのさまざまな規制が農業者の制約になっているとして、離脱に熱心な農家がいたことも事実だ。

 しかし、多くの農家はCAPから飛び出すことには否定的だった。補助金が減る不安の他、農産物輸出の6割以上を無税のEU向けに頼っていたため、離脱に伴い輸出に急ブレーキがかかることを懸念していたからだ。

 主要な農業団体は傘下の農家が意見がまとまらず、態度を鮮明にできなかったものの、どちらかといえば残留派に近い。離脱に伴う不利益を、農業が一方的に被ることを強く警戒する。

 英国農民連盟(NFU)のミューリグ・レイモンド会長は24日、離脱決定を受け「今後想定される混乱に対処するため政府と早急に話し合いを行う必要がある」との声明を発表した。CAPに代わる新たな枠組み作りを急ぐよう求める方針だ。(特別編集委員・山田優)

日本農業新聞

最終更新:6月25日(土)15時30分

日本農業新聞

いかにして巨大イカを見つけたか
人類は水中撮影を始めたときから巨大イカ(ダイオウイカ)を探し求めてきました。しかしその深海の怪物を見つけることは難しく、今まで撮影に成功したことはありませんでした。海洋学者であり発明家でもあるエディス・ウィダーは、ダイオウイカの初の撮影を可能にした知見とチームワークについて語ります。