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【ブラジル】偽札は即時交換 銀行に義務付け

サンパウロ新聞 6月25日(土)3時55分配信

 現金自動預払機(ATM)から出てきた紙幣が偽札だった場合には、銀行各行は即時に真券と交換しなければならないとする国家通貨審議会(CMN)の今年5月末の決定が今週、ブラジル中央銀行(BCB)によって規定された。これまではこのようなケースに対応する固定ルールが存在せず、場合によっては、ATMから出てきた偽札の交換を求めた利用者が真券を受け取るまでに最大180日を要していた。

 21日付伯メディアによると、中銀のマルセロ・コタ氏は5月末にCMNの決定を発表するにあたって、紙幣の交換に関する銀行各行の決定は、各行と顧客の関係によってまちまちだったと説明し、「ATMから偽札を引き出したという顧客の記録は今年は1件もない」と述べた。

 そもそも、銀行などの金融機関が管理するATMから偽札が出てくること自体がおかしな話で、それこそが大きな問題だ。不運にもその問題の『被害者』となってしまった利用者はこれまで、本来は何の問題もなく手にできたはずの紙幣を受け取るために余計な労力と時間を費やさなければならなかった。今回規定されたルールによって問題が根本的に解決されることはない。また、利用者が余計な労力を費やさずにすむようになることもない。しかし、時間はかからなくなった。交換を要求すれば即時に真券を手にすることができるようになった。

 中銀のコタ氏は、ATMなどの機械から疑わしい硬貨や紙幣が出てきた場合には、利用者は口座を保有する銀行の店舗でそれらを提示して交換を求めることになるとし、「銀行は即時にその疑わしいお金を交換する義務がある」と話す。また、スーパーマーケットやガソリンスタンドなどに設置されているキャッシュディスペンサーから偽札の疑いがあるお金が出てきた場合も同様に、自身が口座を保有する銀行の店舗で交換を求めるようにと話している。

 中銀によると、偽札の交換を求める際には身分証明書の提示は必要だが、口座の利用明細書を添付する義務はない。また、警察署に届け出て被害届の受理証(boletim de ocorrencia)を作成する必要もない。

サンパウロ新聞

最終更新:6月25日(土)3時55分

サンパウロ新聞

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