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放鳥コウノトリが縁で日韓交流 げんきくんは「餌食べ元気」と報告

福井新聞ONLINE 6月25日(土)18時35分配信

 福井県越前市白山地区で放鳥された国の特別天然記念物コウノトリ「げんきくん」の韓国滞在の縁で、同国の鳥類研究家らが24日、同市で開かれた交流会に参加した。げんきくんの現況などを報告し、コウノトリの定着を目指して環境づくりを進める同市の住民らと交流を深めた。

 コウノトリを通した両国の交流を図ろうと県が初めて企画。鳥類研究家の度淵(トヨン)さん(63)や、韓國環境生態研究所の李(イ)時玩(シワン)所長(52)ら8人を招いた。福井県からは同市の「水辺と生き物を守る農家と市民の会(水辺の会)」、「コウノトリの郷づくり推進会」(小浜市)、「鳥羽谷ビオトープクラブ」(若狭町)の会員と、県市町職員ら計40人が参加した。

 げんきくんの動向を調査した度さんは、他のコウノトリに比べて活発に動き回っていると説明。今月3日から滞在している保寧(ポリョン)市について「山に囲まれた小さな田んぼがあり、白山地区の環境と良く似ている」と話した。

 りりしい姿で餌をついばむげんきくんの写真も紹介され、8カ月ぶりに“再会”した住民はほっとした表情を見せた。水辺の会の恒本明勇会長(69)は「韓国各地に昔ながらの豊かな自然環境が残り、げんきくんが生息しやすい場所があると分かった。安心した」と話していた。

 度さんら一行と水辺の会の約20人は25日、兵庫県豊岡市を訪れ、コウノトリが生息する環境づくりに取り組んでいる全国の市民団体の交流会に参加する。

福井新聞社

最終更新:6月26日(日)8時35分

福井新聞ONLINE