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【ブラジル】新生児の小頭症疑い報告 南東部が北東部上回る

サンパウロ新聞 6月25日(土)3時56分配信

 妊娠初期のジカウィルス感染との関連が指摘されている新生児の小頭症に関して、南東部で過去5週間に記録された小頭症が疑われる新生児の報告数が、昨年の報告開始以来最も多くのケースが集中していた北東部を上回ったという。厚生省流行病監視局のエドゥアルド・アジェ・カルモ局長が20日明らかにしたもので、南東部で小頭症新生児の症例が増加する徴候とも考えられるという。アジェンシア・ブラジル通信が伝えている。

 同省のデータによると、南東部で過去5週間に小頭症の疑いがあると報告された新生児のケースは172件。北東部での同期間の報告数は171件だった。小頭症疑いケースの累積報告数では北東部が全体の75%を占めているが、カルモ局長によると、脳の形成不全を伴って誕生した新生児の数は、南東部が他の地方に比べて増加しているという。

 同局長は、「おそらくこれらの報告数は、北東部の後に南東部で起きたジカウィルス感染のピークと関連している。北東部では昨年の6~7月半ばまでがジカ流行のピークだった。一方、南東部のピークは昨年11月から今年2月の間となっている。妊娠期間があるため、ジカウィルス感染の発生と小頭症疑いの報告との間には、一定の期間がある」と説明する。同局長によると、南東部では小頭症疑いのケースが上昇傾向にあるという。

 厚生省が公表した最新の報告によると、2016年のジカウィルス感染は、南東部で5万4803件、北東部で5万1065件が記録されている。

◆サンパウロ州とリオ州

 カルモ局長によると、北東部では昨年末から新たな小頭症疑いの数が減少しつつある一方で、サンパウロ州やリオ・デ・ジャネイロ州などの南東部では逆に増加傾向にあるという。

 この両州では、小頭症と疑われる新生児の報告が最も増加している。過去5週間にリオ州では46人、サンパウロ州では104人の新たな疑い例が報告されている。エスピリト・サント州、ミナス・ジェライス州はともに11件。国内で最も人口の多いサンパウロ州は北東部のいずれの州よりも報告数が多くなっている。北東部ではペルナンブコ州が最も多く、サンパウロ州の半分の52件が報告されている。

サンパウロ新聞

最終更新:6月25日(土)3時56分

サンパウロ新聞