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リオ五輪選手村、コンドーム完備も部屋にテレビなし

AFPBB News 6月25日(土)10時49分配信

(c)AFPBB News

【6月25日 AFP】南米初開催となるリオデジャネイロ五輪の開幕に先立ち、各国代表が滞在する選手村が報道陣に公開された。そこには、ジャンボジェット機も収納できる広さを誇る24時間営業のレストランや、45万枚のコンドーム、各宗教に対応した礼拝施設、そして長身のバスケットボール選手も足を伸ばせるベッドが完備されるなど、たくさんの趣向が凝らされている。

 8月5日から21日まで開催されるリオ五輪の選手村には、選手やコーチングスタッフなど最大1万8000人が宿泊できる計31棟のマンションが連立している。

 29億レアル(約880億円)の建設プロジェクトとなった選手村の外には、ファベーラ(Favela)と呼ばれる貧民街が点在するものの、各建物を結ぶ通路は緑や水にあふれた景観が広がっている。

 今週海外メディアに公開された選手村の責任者は、建物に隣接する道路を差しながら、「今は白く殺風景ですが、建物に沿って207の国や地域の旗が飾られる頃には、カラフルに彩られることでしょう」と説明した。

 エアバス(Airbus)のA380型機が余裕で5機も収納できる巨大スペースのレストランは、1日210トンもの食事が供給され、7000人が座れるという。

■蚊取り対策も万全

 来月24日から受け入れが開始される選手村では、五輪で二つのメダルを獲得した元バスケットボールブラジル代表のジャネス・アルカイン(Janeth Arcain)氏が「村長」を務めることになっており、207の国や地域の選手団が同氏主催の歓迎式に臨むことになっている。

 また、村に常駐する1万3000人のスタッフについては、「想定される状況に応じた訓練を来週にも行い、すべてに対応する準備を整えていく」とされている。

 選手村の宿泊施設は、2ベッドルームから4ベッドルームまでの計3604室が用意されており、リオ五輪組織委のカルロス・アルトゥール・ヌズマン(Carlos Arthur Nuzman)会長は、「決して豪華ではなくベーシックな作りだが、選手が静かに過ごし、精神的準備を整えるのに必要な環境がすべてそろっている」と話している。

 予算が削減された関係で各部屋にテレビはないが、代わりに建物内の共用エリアにはスクリーンが設置されることになっている。

 縦2メートルの長さがある1万9000個のベッドは、長身の選手用に最大30センチまで伸ばせるという。

 また、ジカ熱対策として蚊を駆除するための電気式器具も全室に取り付けられているほか、世界の主な宗教に対応した礼拝センターもあり、イスラム教に関しては男女別に部屋が用意されている。

 選手村のマンションは、五輪およびパラリンピックの終了後に分譲されることになっている。(c)AFPBB News

最終更新:6月25日(土)16時38分

AFPBB News