ここから本文です

日本一のハウスミカン、カラスから守れ タカで駆除、実証事業 佐賀・唐津

佐賀新聞 6月25日(土)11時18分配信

 日本一のハウスミカン産地をカラスの食害から守ろうと、佐賀県唐津市浜玉町でタカを使った駆除の実証事業が始まった。害鳥駆除を手がける武雄市の「ファルコンウィング」に依頼し、収穫が続く7月まで週1回のペースで実施していく。

 例年、収穫時期になると、カラスがビニールを破ってハウスに入り込んで実を食べたり、その穴から雨漏りして品質が低下したりと被害が続いている。JAからつ唐津東部ハウスみかん部会の江川豊会長(48)は「網を張ったり、カラスおどしを付けたりしたが駄目だった」と振り返り、“天敵”に期待を寄せる。

 昨年度取り組んだ北波多のナシでは一定の効果があり、市は本年度、80万円の予算を組み、浜玉町のハウスミカンを中心に実証事業を継続することにした。

 今月21日には約40ヘクタールにわたってハウスが並ぶ農地に、鷹匠(たかじょう)の石橋美里さん(21)とタカ1羽が出動した。前の週にタカとドローンで群れを追い払った近くの竹林にカラスの姿はなく、タカに恐れをなしてか、カラスは近づいてこなかった。唐津市の鳥類による農作物被害額(2014年度)は1054万円に上っている。

最終更新:6月25日(土)11時18分

佐賀新聞