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異色の絵師・河鍋暁斎展が開幕 県水墨美術館

北日本新聞 6月25日(土)12時11分配信

 企画展「鬼才-河鍋暁斎(かわなべきょうさい)展 幕末と明治を生きた絵師」が25日午前、県水墨美術館で開幕し、開館から大勢の美術ファンが詰め掛けている。会場には、清楚な美人画から圧巻の筆技がさえる水墨画、ユーモアあふれる絵本まで多彩な作品がそろい、奇想の絵師として知られる暁斎の魅力が堪能できる。8月7日まで。

 河鍋暁斎は、江戸末期から明治にかけて人気を集めた絵師。歌川国芳に写生と自由な精神を学び、狩野派で絵画の基本を体得した。謹厳な仏画から風刺の効いた戯画まで幅広いジャンルで活躍した。1989(明治22)年に59歳で亡くなった際には、フランスの日刊紙に取り上げられるほどヨーロッパでも熱心なファンがいた。

 計113点を前後期に分けて紹介。前期展の会場には、通期で展示する縦4メートル、横17メートルの大作「新富座妖怪引幕(しんとみざようかいひきまく)」をはじめ、内国勧業博覧会で最高賞を受賞した水墨画「枯木寒鴉図(こぼくかんあず)」などが並んだ。

 開会式では、石井隆一知事、板倉北日本新聞社長、暁斎のひ孫で河鍋暁斎記念美術館の河鍋楠美(くすみ)館長があいさつ。特別協賛した北陸銀行の庵栄伸頭取と、浅地豊県水墨美術館長が加わり、テープカットした。式後には、河鍋館長が作品解説した。

北日本新聞社

最終更新:6月27日(月)15時14分

北日本新聞