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珠洲にもクマ? 能登島に続き、県道で目撃情報

北國新聞社 6月25日(土)3時26分配信

 24日午後2時40分ごろ、珠洲市若山町上黒丸の県道で、男性(中能登町)が道路脇でクマのような動物を目撃、約1時間10分後に輪島署に通報した。珠洲署は警戒に当たった。石川県内のクマ生息の北限は七尾市三室町とされるが、21、22日には初めて同市能登島でクマの目撃情報があったばかりで、珠洲市内でも目撃情報は初となる。付近住民は半信半疑ながら、「能登最北端までクマが来たのか」と不安をのぞかせた。

 珠洲署によると、男性は輪島市境に近い山間部の県道で車を運転中、体長約1メートルの黒い動物を見掛け、その後、輪島署を訪れて通報した。男性は「黒い物体が動いた。イノシシには見えなかった。クマかもしれない」と話している。珠洲署と市が捜索したが、足跡は見つからなかった。

 珠洲市は石川県猟友会珠洲支部に情報提供し、市教委は地元の小学校に注意を呼び掛けた。

 目撃情報があった周辺は民家が点在する。珠洲市によると、今回の目撃情報があった上黒丸から西へ約6キロの若山町延武の山中で13日、「クマのようなほえる声を聞いた」との情報が林業関係者の男性からあった。周辺で見つかった動物のふんの写真を調べたが、クマのものかどうか分からなかった。

 県によると、県内のクマ生息の北限は、19日にクマが監視カメラに映った七尾市三室町の七尾国家石油ガス備蓄基地とされる。ただ、2014年には能登町内でクマらしき動物の目撃情報が相次いでいる。すでに奥能登に生息域を広げている可能性もあり、珠洲署は当面パトロールを続ける。

 現場近くを通った珠洲市の男性(64)は「生まれて初めて珠洲でクマの話を聞いた。人間の目に触れなかっただけで、もう山にすんでいるかもしれない」と警戒した。

北國新聞社

最終更新:6月25日(土)3時26分

北國新聞社