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少年補導員に75歳定年、石川県連絡協18年導入 組織の若返りに協力

北國新聞社 6月25日(土)3時26分配信

 県少年補導員連絡協議会は、少年補導員の75歳定年制を正式に導入することを決めた。全国では10道県が75歳、20都県が70歳を定年としており、17府県では定年制を設けていない。県内の補導員の多くは定年制に賛成していて、該当する補導員は制度が始まる2018年4月までに後任を探し、組織の若返りに協力する。

 少年補導員は、警察が委嘱する民間ボランティアで、県内では1980年に県連絡協議会が設立された。補導員は校区ごとに夜間パトロールやイベント会場を巡回して、未成年の喫煙や飲酒、深夜徘徊(はいかい)を注意する。

 県内の補導員は5月末現在、493人で、75歳以上は20人、平均年齢は60・5歳となっている。協議会設立当初から委嘱されている補導員も多く、組織は高齢化が進む。

 協議会は、03年度に70歳定年制を導入したが、補導員の数が大幅に減ることから、現在、70歳以上でも委嘱されている。今回、70歳定年制が形骸化していたことや、保護司、民生委員で75歳定年制を取り入れていることを受け、満75歳を定年とすることを決めた。

 補導員からは「熱意はあっても、年齢を重ねると十分な活動ができない」と定年制を受け入れる声がほとんどだという。協議会の太田治郎会長(77)をはじめ、18年4月時点で75歳以上の補導員は後任を推薦する。

 学生ボランティアや、現在は1割前後となっている女性の参加も呼び掛ける。太田会長は「やりがいを持って活動しているお年寄りも多い。安心して定年を迎えられるよう、熱意ある人の協力を得たい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月25日(土)3時26分

北國新聞社