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工芸拡販へカタログ作成、クラフトビジネス機構 首都圏で配布

北國新聞社 6/25(土) 3:26配信

 金沢クラフトビジネス創造機構は、地元の工芸作品の「外商活動」に乗り出す。市が都内に開設したダイニングギャラリー「銀座の金沢」への出展作を紹介するギフトカタログを初めて制作した。首都圏の顧客や百貨店、金沢ゆかりの企業に配って販売する計画で、「本物の技」を売り込み、販路開拓につなげる。

 ギフトカタログは、「銀座の金沢」に出展した68の作家・事業者の作品、商品が2、3点ずつ紹介されている。九谷焼や金箔(きんぱく)、加賀象嵌(ぞうがん)、加賀友禅などの作品が幅広く掲載されており、作家や事業者の特徴も記した。2千冊を発行した。

 「銀座の金沢」の顧客、イベント参加者のほか、百貨店の売り場担当者やバイヤーに配布する。市の東京事務所では金沢ゆかりの企業を訪問する際に持参し、作品の魅力をPRする。

 金沢クラフトビジネス創造機構は地元作家らの情報をまとめた冊子を制作したり、市内のショップやギャラリーを巡るための地図をつくり、工芸を発信してきた。今回は首都圏で新たな販売先を見つけ、作家や事業者の活動を支援するため、ギフトカタログを制作することにした。

 伝統工芸品の販売は堅調だ。昨年3月の北陸新幹線開業に伴い、金沢に訪れる観光客が増えたのが要因で、市が広坂1丁目に構える工芸品販売店「金沢・クラフト広坂」の昨年度の来店者数と売上高は前年比約4割増となった。首都圏の富裕層らは伝統工芸品への関心が高く、金沢クラフトビジネス創造機構は今後も拡販を強化したい考えである。

北國新聞社

最終更新:6/25(土) 3:26

北國新聞社