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バーニー・ウォーレル逝去にジョージ・クリントン「世界は少しだけファンキーじゃなくなった」

bmr.jp 6月26日(日)18時20分配信

バーニー・ウォーレル逝去にジョージ・クリントン「世界は少しだけファンキーじゃなくなった」

バーニー・ウォーレル逝去にジョージ・クリントン「世界は少しだけファンキーじゃなくなった」

パーラメント/ファンカデリックの主要メンバーとしてPファンクを支えた「キーボードの魔術師」バーニー・ウォーレルが、現地時間で6月24日(金)にこの世を去った。74歳だった。

バーニー・ウォーレルは、肺がんに侵されており、最もがんが進行していることを意味する「ステージ4」であることが今年1月に妻によって発表されており、現在は化学療法を止め、自然治癒力による療法を試みており、自然医学博士の協力のもと、ハーブやサプリメント、ヘンプ・オイルなどを使って苦痛を和らげていると明かされていた。こうした状況を受けて4月4日には、医療費などのための募金とバーニー・ウォーレルのトリビュートのためのコンサートがニューヨークで開催され、ジョージ・クリントン、ブーツィ・コリンズ、メイシオ・パーカー、ノナ・ヘンドリックス、リヴィング・カラー、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン、クエストラヴらが出演、バーニー・ウォーレル本人もステージに立ったほか、バンド・メンバー役で出演した映画『幸せをつかむ歌』で共演した女優メリル・ストリープも駆けつけた。

昨年末から、新作『Retrospectives』の制作・発売のための資金をソーシャル・ファンディング・サービスのIndieGoGoで集め、がんの公表による反響もあって1万ドルの目的額を達成するなどのいい知らせもあったが、しかし先週6月16日には、Facebookページで「容態が悪くなった」とし、翌日にスペシャルゲストとして登場する予定だったイベントに出演できなくなったと報告。翌17日には「電話はしないでほしい。バーニーはもう電話越しには話せないし、メールもできない」などと知らせ、危ないのでは?と危惧する声に対して18日には「バーニーはまだ亡くなってない。実際、ちょっとだけ持ち直した。今はベッドの端に座っているよ!!!!! ここ二日はそれもできなかったのに」と容態を伝えていた。

だが現地時間で6月25日、バーニーがこの世を去ったことが報告された。Facebookページでは、「2016年6月24日午前11時54分、バーニーは偉大なる魂のもとへと送られた。愛する人よ、安らかに」と綴られている。この訃報に、多くのミュージシャンが追悼のコメントを出しているが、ファンカデリック、パーラメントの仲間であるジョージ・クリントンは、米Billboard誌に対し、「大変な損失だ。音楽の世界は以前とは違うものになってしまうだろう。バーニーが及ぼした影響、そして彼の貢献は、ファンクだけでなくロックやヒップホップにも及び、そして永遠に感じることができるだろう。バーニーは近しい友人だった。ゆえに私にとって個人的にも悲しいことだ」などという声明を出し、最後に「彼がいなくなることで、世界は少しだけ暗くなり、少しだけファンキーではなくなった」と結んだ。

もっとも、妻が更新していると思しいバーニー・ウォーレルのFacebookページでは、このジョージ・クリントンの発言を「嘘」と糾弾。「あなたにとってバーニーは近しい友人だったでしょう。でも、あなたはバーニーに対してそうじゃなかった。友人なら嘘は吐かないし、友人のものを盗んだりしない。1月にバーニーがあなたに電話したとき、メッセージを残したでしょう。彼のがん治療のためのお金をあなたがいくらか盗んだって。あなたは一度も折り返してこなかった」などと厳しく追及している。バーニーのがんが公表された際、バーニーと妻は wooniversaltruths.bernieworrell.com というサイトを立ち上げ、なぜ募金を呼びかけているのか、なぜお金を必要としているのか、という質問に答える形で「ジョージがお金を盗んだから」と、ジョージ・クリントンがパーラメント/ファンカデリックのメンバー全員に払われるはずのロイヤリティを横取りしていると主張する文章を綴っている。現在は「パート2」までが公開されているが、今回Facebookでは、「まもなく公開される第三弾、最後の回を読めば、誰が嘘を言っているのか分かる」などと予告されている。

ジョージ・クリントンに誘われ、1970年に発表されたファンカデリックのデビュー・アルバム『Funkadelic』やパーラメントのファースト・アルバム『Osmium』に参加したバーニー・ウォーレルは、キーボードの魔術師として独創的で革新的な音を作り、Pファンク・サウンドの要のひとつとなった。80年代にはトーキング・ヘッズなどでも活躍したほか、ソロ・アーティストとしても活動している。2013年にはピアノ・ソロ作『Elevation: Upper Air』を発表しているほか、2014年にはファンカデリックの33年ぶりの新作『First Ya Gotta Shake The Gate』に参加。2015年には、メリル・ストリープがロック・スター役に挑戦したジョナサン・デミ監督映画『幸せをつかむ歌』にメリル・ストリープのバンド・メンバーとして出演した。2011年には盟友ブーツィ・コリンズの来日公演にバンド・メンバーとして来日している。

最終更新:6月26日(日)18時20分

bmr.jp

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。